闇オークション
脚本:赤星政尚
絵コンテ:貝澤幸男、ましろ 演出:ましろ
作画監督:西村あずさ/宇代祐規/市川吉幸/大竹守/
近藤瑠衣/浅沼昭弘/有我洋美 総作画監督:諸葛子敬
★あらすじ
クレイ・アルスランこと捲土のクレイが主催するチャリティオークション。
その影にデジモンを高値で売買する闇オークションが存在する疑いがあり、
グローイングドーンに調査依頼が舞い込んできます。
キョウは乗り気ではありませんでしたが、高額報酬にレーナが食いつきました。
あくまでも調査を前提にトモロウ、レーナ、マコトはマキとともに赴きます。
忍び込んでみれば、そこはなんと人身売買の場でもありました。
デジモンにサポ主は不可欠となれば、この形になるのは確かに必定。
トモロウは怒りを燃やしますが、レーナに釘を刺されます。
あくまでも目的は調査。証拠を手に入れたらすぐさま撤収がベストだと。
ところが「目玉商品」の幾原ユメとティンカーモンがお披露目された際、
その檻にゲッコーモンがくっついたままだったため潜入がバレてしまいます。
急遽目的は変更、レーナとマコト達は捕まっていた人々とデジモンの救助を試み
ユメとティンカーモンを連れたトモロウは警護のライトと対峙する形に。
追いすがるランフォモンを阻止したのは、駆けつけてきたキョウとムラサメモン。
対抗するため、ライトはランフォモンを完全体アズダルモンに進化させます。
しかし、それは強大ではあったもののまだ制御ができない不完全な進化でした。
乱戦の果て、アズダルモンの誤爆からユメを庇ったティンカーモンが消滅。
脱出には成功したものの、グローイングドーンにとってはまたも苦い結果でした。
大事な「商品」を喪失させたライトにとり、それはさらに苦い結果だったのです。
★全体印象
19話です。
デジモンどころか人身売買までという、ヤバすぎる案件が明らかとなりました。
これまでにいったいどれだけが売り飛ばされていったのでしょう。
ちょっと想像したくないですね。
今回で、国民保護庁とワールドユニオンが一枚岩ではないこともハッキリしました。
国民保護庁はデジモン関連の取り締まりが仕事で、五行星とも繋がりはあるはず。
でも闇オークションのことで癒着しているのであれば、調査は必要ありません。
庁の言い分が建前でないなら、デジモンを各所へばら撒くも同然な闇オークションは
放っておけるはずがない件だし、特に矛盾はありませんね。
トモロウ達は潜入といいつつ結局コトを荒立ててしまったわけですが、
単純に潜り込んで撤収するだけではお話にならないのでこればかりは仕方ありません。
落ち度ではあるんですが、文脈的に必然な落ち度ではあるのです。
ティンカーモンが消滅したのは、明らかにライトの落ち度ですし。
そのライトですが焦りからか過信からか、慣れぬ完全体進化を制御できず
確保対象であったはずのティンカーモンをみすみす失う大失態を犯してしまいました。
トモロウには他責を咎められるし、なんかもうズタボロです。
次回の掘り下げ回で少しは挽回できるんでしょうか?
彼の場合、それ以外にも挽回しなきゃいけない要素が複数あるのですが。
脚本は前回に続いて赤星さん。今回のゲストもお互いの絆が強かったですね。
演出には少し久々にましろさんが登場なんですが、相変わらず経歴がよくわかりません。
本作以前ではどこに参加してたんでしょう。逃走中とか?
★キャラなど個別印象
・トモロウ
ライトへの反発と苛立ちが爆発した今回。
進化を強行したあげく制御できず、あげくそれをモノドラモンのせいにしようとした
その行動が自分を見ているようで我慢ならなかったのでしょう。
いろんな意味で説得力があります。
まして、ライトは自身を天才と称して憚らない相手です。
少なくとも戦い方については自分より上手いと認めてる部分はあると思いますし、
なら進化も自分より上手くこなすのかもと思っていたらアレだったので、
実力については一目を置いていたはずが一気に幻滅へ落ち込んじゃった感じです。
お前はもっとやるやつだと思ってたよ、と。
闇オークションの実態を見て義憤にかられるのも、彼らしい描写でした。
それでもレーナの言葉通り、一応無茶はしてなかったんですが結果はあの通り。
明らかにゲッコーモンのせいなんですけど、責めている場合じゃありませんでした。
バトルでは、キョウとアイコンタクトだけで抜群の連携を発揮してます。
有効打は取れませんでしたが、成長を感じる場面でした。
ある意味ライトとの対比になってます。
・ゲッコーモン → アルマリザモン
潜入計画を台無しにしつつ、山場を作るトリガーになりました。
彼がウッカリ姿を晒さなかったら大騒ぎにはなっておらず、闇オークションも
トカゲの尻尾切りみたいな幕切れにはなっていなかったかもしれません。
その代わり、特にバトルがなく不穏しか残らないお話になっていたでしょう。
でもティンカーモンに関しては彼に責任はないです。相手にとっても保護対象なのですから。
バトルではランフォモン相手にやや不利、アズダルモン相手にはキョウと二人で
なんとか食らいついてる感じでしたが、優勢とはいえない状態でした。
絶好調のときは災厄級の完全体でさえ仕留められるんですが。
・レーナ組
レーナの言動はミッションに忠実な極めてクールな判断でした。
しかし潜入がバレるとすぐさまプランを変更、大暴れに切り替えています。判断が早い。
彼女らも内心ではかなりムカついてたんでしょうね。
・マコト組
キロプモン共々、闇オークションの証拠確保のためには重要な役回りでした。
一時イズミに捕まりそうになってしまうものの、思わぬ救援で逃げ延びています。
ホタルコらの追撃で捕まってた人々を逃がすことまではできなかったみたいですが。
・キョウ
五行星にはあまり関わりたくないらしく、今回の仕事には消極的でした。
トモロウ達への指示も「あくまでも調査」と念を押すなど、かなり徹底しています。
根底には、もし完全に目を付けられたらファミリーを守り切れないかもしれない、
という危惧があるのかもしれません。実際、現状じゃ五行星ひとりを相手するのも厳しそう。
しかし事が急を要するや駆けつけてきたあたり、備えてはいたみたいです。
首尾よくいけばそれで良し、問題が起きてから動いたのでは遅すぎますからね。
それでも痛み分けに持ってゆくのが精一杯でしたけど。
・ムラサメモン
アズダルモン相手にかなり苦慮していました。
それでも退化するほどダメージを受けてないのはアルマリザモンの協力のおかげもありますが、
単純にアズダルモンの力がフレアモンほどではないのかもしれません。
ギガスモンよりは手強いかもしれないけど。
・マキ
私の想像以上に名の売れてる人でした。まさかクレイとも知り合いだったとは。
もっとも彼女自身は表面上穏やかに振る舞いつつ、彼をだいぶ嫌悪している模様。
その裏の顔もしっかり掴んでるので、クレイ本人からも警戒されてます。
オークションではセラフィの目を引き、トモロウ達の行動を助けていました。
さらに国民保護庁とのタッグでイズミを確保するなど、やることはしっかりやってます。
今回でいちばんプラス成果を挙げた人かもしれません。
・吉村
伽藍堂のカウンターで突っ伏して寝ていました。店ではいつもの光景なんでしょう。
出番は序盤のここだけです。
・ライト
不慣れな完全体に全ツッパしたあげく大失態を演じた人。
むしろ積極行動するたんびに失態してる状態です。
本人に言わせればトモロウと関わるようになってからケチの付きっぱなし、ってところ。
過去の事例でも14話に関しては完全に彼のせいなんですけどね。
何が問題って「やらなくていいことをやった」に尽きるでしょう。
立場と目的は違えど、ユメとティンカーモンを守らないといけないのは両陣営同じ。
キョウが出てきたのは不利な点ですが、それなら目的をユメ達の奪還に絞るか
またはセラフィが来るまでなんとか時間稼ぎをする、ないしその両方がベターなはず。
少なくともこれなら、ユメ達に大きな危険が及ぶ気遣いは少なく済みます。
というか、その危険性が増えるのだから完全体進化は避けるべきだったはず。
やるなら二人を確保した後など、もっと条件が整ってからでないといけなかった選択です。
なのに制御しきれない完全体進化に手を出してしまったのは、やはり焦りからなんでしょう。
過去に二度してやられ、前回に至ってはもう少しで大きな痛手を負うところでした。
まあ一回目は完全に避けられた事態なんですけど(まだ言う)。
トモロウのような手合いを相手にこれは、彼の考え方からすればあってはならないこと。
いつの間にかトモロウ達は「自分の方が上」と示さねばならない相手になっていたのです。
キョウが駆けつけたことが悪い意味でトリガーになっちゃった形。
しかし結果としてアズダルモンは制御を失い、攻撃対象すらも見失ってユメ達を攻撃。
そしてティンカーモンの消滅という、特にタクティクス側にとって最悪の事態となりました。
この咎でラストシーン手前、セラフィ自身によってボッコボコに鉄拳制裁されてます。
ホタルコもグラニットも彼の方を見ようともしていないのがまた……
普段からああなんで、同僚からさえ良く思われてないとしてもなんの不思議もないけど。
特にホタルコは内心でドン引きした瞬間があるはずだし。
ここまで来ると、次に来そうな掘り下げ回でどうなるか気になってきますね。
これ以上落ちようはない気がするし、少しは汚名返上するでしょうか。
・モノドラモン →ランフォモン →アズダルモン
完全体進化にトラウマでもあるのか、冷や汗をダラダラ流していました。
相方と違い、彼自身には完全体進化をコントロールできる気がしていなかったのでしょう。
剣幕に押されて乗りましたが、ライトのそれは覚悟ではなく過信だったというオチ。
アズダルモンは本作初登場の新デジモンです。
モチーフはおそらく白亜紀後期の翼竜種たるアズダルコ科、かつその旗頭である
「アズダルコ」でしょう。アズダルコ科にはいわゆる巨大翼竜が属しており、
あのケツァルコアトルスもその仲間とされているみたいです。
戦闘力そのものは格段に上がっており、ムラサメモンを相手に正面から押しまくり
反射を利用した多角攻撃を受けても全方位斬撃で凌ぐなど非常に強大です。
もし完全制御が可能になったら相対した際、相当の脅威になるのは間違いありません。
ですが結果は上の通り。
半ば暴走状態のようになり、ライトの指示通りにはまるで動けませんでした。
攻撃を捌いたのも、どちらかといえば本能に属する反射行動に近いでしょう。
実際には、攻撃対象の識別すらまともにできていませんでした。
消費も激しいらしく、ティンカーモンへの誤爆後すぐ退化してしまっています。
でも、次回では再び進化するシーンがあるみたいです。
訓練の場面か回想か。それとも制御できるようになるのか。見ものですね。
・ホタルコ組 / グラニット組
見てないところで成果を上げたっぽい方々。
彼女らの追撃によって、結局「商品」の脱走が阻止されたことが語られています。
混乱した状況の中で最善を尽くした、とみなされたわけですね。
このため、懲罰はライトに集中することになったのですが……
・セラフィ
そもそもあんたが釣られすぎてなかったらもう少しマシだったんじゃないの???
キョウと違って来るタイミングが遅すぎましたし。
ま、彼を待たずに危険な完全体進化に手を出した方が悪いと言われれば
「それはそう」ってなっちゃうんですが。
・クレイ
しれっと尻尾切りした人。世間的にもけっこうな有名人みたいです。
マキのことはお互い警戒しあっている間柄ですが、彼女をセラフィに警戒させすぎたことで
かえってトモロウ達を動きやすくしてしまった面はありそうに見えます。
というかそれ以前にセラフィがトモロウ達のことを見落としてるんですけど。
面ぐらいはとっくに割れてると思ってたんですが。
少なくともキョウが潜入に向いてないのは間違いないとして。
ラストシーンで伽藍堂に現れた意図は不明です。
キョウとはどの程度の間柄だったのかも気になりますね。
・幾原ユメ&ティンカーモン
他の多数の顔ぶれと一緒に捕まっていたサポ主とデジモン。
前者は幸薄そうなキャラデザが印象に残ります。
その外見通りユメはあまり喋りませんが、ティンカーモンの方は結構喋ります。
ドサマギで会場の食事をつまみ食いしてたゲッコーモンに発破をかける場面も。
この強気な性格で、常にユメを励ましていたのかもしれません。
拉致されて闇オークションに出品された理由は、ティンカーモンの能力でした。
持ち技「スピードナイトメア」は即効性の幻覚剤として超高額で取り引きされており、
金色の粒子・フェアリーパウダーは若返りの効果が期待されるそうです。
つまり本体の希少性のみならず、その生成物が莫大な利益を生むわけですね。
うまくすれば、長期間にわたって利潤を生み続けることができる存在だったわけです。
まさしく金の卵を産むニワトリだったのですね。
サポ主の言うことなら聞くデジモンが多い以上、ユメもセットで売るのが最上と。
えげつねえな……
ライトはよりによって、その金の卵をシメてしまったことになります。
しかも、避けられたはずの致命的な失態を犯す形で。
そりゃあボコボコにもされるでしょう。彼女たち自身の意志は置き去りだけど。
ティンカーモンを失ったユメが本当にもう安全か、それはわかりません。
でも両者の間にしっかりした絆があったことは、ユメの涙が言葉以上に語っていました。
トモロウの無念は、そんな二人を助けてあげられなかったところにあります。
あんな形で二人に危険が及ぶなんて思わなかったでしょうけど。
そんな二人の中の人はVtuberの博衣こよりさん。
V界隈は詳しくないので迂闊な記述は避けますが、演技自体に問題はなかったです。
本職声優以外の人であのレベルならば、個人的には御の字ですね。
・爆弾魔&ボンバーナニモン
まさかの再登場&意外な活躍でインパクトを残した方々。
地味に100万クレジットと、そこそこの金額で一旦は落札されています。
あくまでも一般市民の尺度からすればであり、富裕層にとっては端金でしょうけど。
ハイライトはやはり、イズミ達の気を引いてマコト達を逃がした場面でしょう。
ただしボンバーナニモン単身で、相方の姿はありません。
その後どうなったのかは不明です。逃げおおせたか、それともまた捕まったのか。
・イズミ
闇オークションの主催をしていた女。
キロプモンのことはまだ諦めていないらしく、逃走中のマコト達を捕まえようとしましたが
上記の通りボンバーナニモンに妨害され、ホタルコ達の手を煩わす結果になってます。
この際ビビって腰を抜かす場面があり、悪役としての格の低さを露呈していました。
・河原崎
マキに頼み込む形で今回の仕事を仲介させた人。8話以来の登場になるでしょうか。
そのマキの手引きでミラーワールド入り口にまで踏み込み、イズミを逮捕しています。
突っ慳貪な男ですが、国民保護庁職員としての職務はしっかりやろうとしているみたいですね。
少なくとも今はそう見えます。
・コモンドモン
:にも登場した獣型デジモン。同作では太一たちの足として最終盤まで活躍しました。
本作での役割は、ミラーワールドの入り口から闇オークションまでの足役。
サポ主は不明です。誰かが命令して走らせてるのは間違い無いんですが。
★名(迷)セリフ
「ゴボウうめえ?」(ゲッコーモン)
「五行星な。バカ強い五人のクリーナーなんだと」(トモロウ)
恒例のボケとツッコミ。もはや息ピッタリになってきました。
「あたしがついて行ってもダメ?」(マキ)
乗り気がしないキョウに。ヨッシー共々マキには弱いところがあるみたいですね。
昔っからお世話になってるから頭が上がらないのかもしれません。
そのうえ河原崎たっての頼みとあっては断りきれないと読んでの発言でしょう。
仲介料が良いらしいから本人的にも逃がしたくない案件でしょうし。
「あー、うざ……」(マキ)
クレイと社交辞令を交わした直後。彼女にしては毒が強い発言です。
相手の裏の顔をある程度把握しているので、白々くて仕方ないのでしょう。
人間的にもあまり好きなタイプじゃなさそうですが。
「すみません。鏡の国へ行きたいのですが」(マコト)
闇オークションへの合言葉。最初は富裕層らしい老夫婦が口にしていました。
これが合言葉だと気付いたのもマコトなら、ボーイに声をかけたのも彼です。
やっぱり滲み出る育ちの良さがカモフラージュになるのでしょうか。
「なるほど。デジモンにとって、サポ主は不可欠です。デジモンのオークションって……」(マコト)
「人身売買を含んでる……気に食わないわね」(レーナ)
ボンバーナニモンと爆弾魔を見てのやり取り。
レーナがこの時点でだいぶムカついてるのがわかります。
「……トモロウ。あんたが考えてること当ててやろうか。
ただし、当たったらあたしらと一緒に撤収すること」(レーナ)
でも彼女は感情を抑え、義憤を隠せずにいるトモロウに釘を刺しました。
本当は似たような心境でしょうに……
「いい? あたしらは正義のミカタじゃないの」(レーナ)
ここで迂闊をしたら、ファミリーそのものに危険が及ぶかもしれない。
たとえ正しいと思ったことでも、自分たちを守るためには一線を引く必要がある。
それが彼女の言い分です。もちろん理性的な。
「あの、バカ……!」(トモロウ)
などと思ってる間に、ユメたちを元気付けようとしていたゲッコーモンが……
こんなセリフが出るのは、一旦は自重しようとしていた証拠かも。
「しょうがないでしょ。さっさと片付けて、撤収するわよ!」(レーナ)
あっという間に方針転換、捕まっていた人々の牢屋を破壊させて。
内心では暴れたくてしょうがなかったんですね。
これにはトモロウとマコトも思わずにっこりです。
「天馬トモロウ! てめぇ……なんでここにいやがる?
いちいち人の視界に入ってくるんじゃねェよ」(ライト)
ユメとティンカーモンを連れて最後に会場を出たトモロウ組に立ちはだかって。
明らかにトモロウを意識したセリフです。
もはやトモロウは彼にとって、無視したくでもできない存在なんでしょう。
「フッ…… 行きな!」(ボンバーナニモン)
イズミ達に報復の爆弾攻撃をかまして。今日の彼は輝いて見えます。
直後にまるっと姿をくらましますが、どこへ行ったんでしょう。
セラフィの言葉通りなら、フツーにまた捕まったことになりますが。
「天馬トモロウ…… オレは…てめぇより上なんだ!
見せてやるよ、天才を!」(ライト)
今回最大のポカを誘発することになった行動。
隙を見てユメとティンカーモンを奪還することが最優先事項にもかかわらず、
トモロウへのマウントの方を優先させてしまっています。
心の中の焦りをコントロールできてません。こんなにも焦る理由は?
「ライト! オレには、まだ……!」(ランフォモン)
「オレならやれる! 黙ってついてこい!」(ライト)
完全体進化を躊躇うランフォモンとのやり取り。
オレを信じろ、じゃないあたりが地味にポイントかも。
結局は全然うまくやれなかったんですが。
「そんな……悲しい顔しないの……
わたしが、いなくなれば……もう、こんな目に遭うことは、なくなる……」(ティンカーモン)
上の結果がご覧のありさまです。
「自分はいない方がいい」というティンカーモンの想い、優しさではあるものの
ユメにとってそうじゃないのはその「悲しい顔」から明々白々。
この関係を良い方に持っていってやれなかったことは、トモロウにとって無念でしょう。
「悪いのはモノドラモンじゃないだろ!
制御できもしないのに、進化なんかさせてんじゃねえ!
なにが天才だ……!」(トモロウ)
この期に及んで他責に走ったライトの拳を止めてからの、叩きつけるような罵倒。
そこにはやはり、少なからぬ失望が込められていたように感じます。
ぐうの音も出なくなったライトは、ただ蹲るばかりでした。
「ホタルコとグラニットが”商品”の脱走を阻止したことでお咎めなしにはなったが……
お前はティンカーモンの資産価値がわかっていないようだな?
クレイ様に負わせた損害は……償ってもらうぞ!」(セラフィ)
ライトをボコボコに殴りながら。
キョウが皆を労っていたグローイングドーンの様子とはあまりに対照的です。
あんたが遅れたのも悪いんじゃない? と視聴者的には思いますけれど。
そしてホタルコとグラニットは見向きもせず、モノドラモンだけが気遣わしげでした。
人望ねえなあ……
「心ある人々の気持ちを踏み躙る、最低な行為です」(クレイ)
事件はチャリティオークションを利用した違法薬物の取引、ということになりました。
デジモンの存在を隠したい国民保護省の意図も働いているものと思われます。
このクレイのセリフは、テレビ取材に答えてのものです。
実情を知ってると白々しすぎて、いっそ笑えてきますね。
★次回予告
いきなりゴクウモンが登場。トモロウ組、とっ捕まっちゃうんでしょうか?
そしてあの姿は……グレイモン!? ライトの視線が向かう先は……?
うーん、気になりますね。次回が待ちきれない。