五行星会議
脚本:山口亮太 絵コンテ:福岡大生 演出:石田暢
作画監督:吉田雄一/中野彰子/山下梢 総作画監督:小島隆寛
★あらすじ
謎の空間・アブラクサスにて始まったカイト達による「五行星会議」。
そして、彼ら五行星を束ねるワールドユニオンのトップ、王会長。
会議の中で語られた「シャングリラ計画」とは果たして……?
一方、ひとヤマ超えて一段と強くなったグローイングドーン。
意気揚々と次の仕事に挑みますが、ショッピングモールでの爆弾魔捜索中
妙な三人組に出逢います。どうも只者ではありません。
そうこうしている間に、犯人が仕掛けていた時限爆弾が爆発──
それはただの花火でしたが、モールは大パニックに陥ってしまいます。
サポ主はボンバーナニモンと共に、訳のわからない理由で暴挙に及んだのでした。
追うトモロウ達。最初こそミラーワールドの地形に苦慮させられたものの、
しょせん進化を獲得し成熟期が揃った彼らの敵ではありません。
連携攻撃とアルマリザモンの一撃によって、あっさりと決着がつきます。
ところがそこに、ショッピングモールで見かけた三人組が出現。
逃げようとしたサポ主を捕らえ、サポタマを強奪して手柄を掠め取ってゆきました。
その挑発的な行動に、トモロウ達は戸惑いと反感を募らせます。
彼らの名はタクティクス・チームセブン。
五行星のひとり、クレイ・アルスラン配下のクリーナー集団でした。
グローイングドーンを目の敵にするような彼らの狙いはいったい……?
★全体印象
新年一発め、第2クール開始となる13話です。
今回からEDも「BRAVE GROOVE」に変更されました。
OPに特に変化がない風だったので若干不意をつかれてしまったかも。
さて本編ですが、前半の五行星会議は幹部揃い踏みをじっくり魅せる演出で
大変にワクワクさせてもらいました。世代としては「冥王計画ゼオライマー」
一巻における八卦衆揃い踏みや、「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」における
六大団長集結を思い起こさせましたね。ああいうの死ぬほど好きなんですよ。
さらに個人的に言えば「スーパーロボット大戦α」の34または35話……もういいか。
それだけでもホクホク気分なところへ、後半ではさらにタクティクスの三+一人まで登場と
新キャラの洪水すぎて処理しきれません。しかも全員が強敵感バリバリ。
クレイやライト達の真意はまだ不明ですが、今後は彼らとの競争が主軸になりそう。
しかしまずは実力を示す必要があるので、しばらくは向こうさんのターンかも。
そんな中で影が薄くなってしまわないようにとの配慮でしょうか、ゲストキャラである
爆弾魔とボンバーナニモンもインパクト勝負で印象を稼いでくれていました。
11話以前ならともかく、今のトモロウ達を向こうに回すには役者不足でしたけれど
こればっかりは仕方ないですね。タクティクスに捕まるのとどっちが不運かな……
脚本にはしばらくぶりに山口亮太さんが登板。
絵コンテの福岡大生さんは「結城友奈は勇者である」をはじめ監督経験もある実力派。
シリーズでは「ゴーストゲーム」5クール目から参加してますので続けての登板ですね。
作画にも力が入っており、今回もかなりの人数が参加してます。
そんな中でも、やはり志田直俊さんの画と動きは存在感がありますね。
やたらグイングインしてる時は志田さんが参加してる率が高いんですが今回もビンゴでした。
★キャラなど個別印象
・トモロウ
前回しっかり描いたので、活躍はしてますが描写は抑えめ。
まあ、今日は敵方のお披露目に譲ったということで……
思った通り、もうその辺のデジモン犯罪者じゃあ彼らに太刀打ちできませんね。
・ゲッコーモン → アルマリザモン
一度獲得した進化はそう簡単に忘れたり?しないようですね。自転車や水泳と同じ?
それに成長期のままでも、ボンバーナニモンのパンチ程度は大したダメージにならないようです。
進化できるようになって、トモロウから得られるe-パルスの質?も上がったのでしょうか。
進化したあとは微動だにせずパンチを受け止められるようになり、後はもう一方的でした。
12話を見たあとだと、ニュートロンレイザーはオーバーキル過ぎに感じて仕方ありません。
ボムモンに退化させるだけで済んでましたが、デリートせずに済む基準はなんでしょうね。
まあ別にそこは気にするようなところじゃないんですが。
・レーナ
ナンパされたことでトモロウはおろかマコトにまで大変驚かれていました。
普段から彼女がどんな風に思われているか分かってしまいますがお気の毒に。
アルマリザモンの登場を受け、一番意気をあげていたのは他ならぬ彼女でした。
その気になれば災害級とも言われるマリンブルモンをも斃せる強い仲間ができたのです。
調子に乗っているとまでは言えずとも、これでもっと良い案件が狙える!
と期待するのは当然だし、そう思ったとしても責められないでしょう。
・プリスティモン→ ウルヴァモン
なおレーナがナンパされたことには彼女も驚いていました。
レーナは他の二人だけでなく、パートナーにもツッコミを受けたことになります。不憫。
バトルではミラーワールドの壁をぶち破り、トモロウ組への道筋を作っています。
向こうさんはインチキだと言ってましたが、守る必要のないルールを押し付けておいて
その言い分は通らないでしょう。彼女らの豪快な生き方を示す展開です。
タクティクスに対してはレーナ共々好戦ぶりを見せつけていますが、
ルドモンに技を防がれる結果に終わっています。しかも相手は成長期。
これはどちらかというと、相手の守りの堅さをアピールした場面ですね。
・マコト
ホタルコに手当てをしてもらうという、メインの中ではいちばん穏便な出逢いをしています。
その際けっこうドキドキしていたみたいですが、ああいう理知的な女性がタイプなのでしょうか。
単純にホタルコが美人なのでドキマギしただけかもしれないけど、よくよく思い返してみても
レーナにはあんな反応一度も見せたことないんスよね……レーナだっていちおう美人なのに。
・キョウ組
今回はまたお休み。この前かなり無茶をしたので、仕方ないですね。
ピンポイントでしか彼らに頼れない以上は、トモロウ達が強くなってゆくしかないでしょう。
その代わり吉村にピザ窯を作ってもらい、メンバーにマルゲリータを振る舞っていました。
・マキ
トモロウ達にボンバーナニモンの情報を教えていました。
タイミングが悪く緊急を要する案件でしたが、もし間に合わなかった場合は
普通にチームセブンが「処理」してた可能性が高いでしょう。
当然、彼女とは別ルートから情報を得ているはずだし。
・吉村
なんとピザ窯まで作ってのけてました。ますます何者なんだこの人????
中盤ではトモロウ達のために車を出してましたけど、もしかしてお金取ってたんでしょうか。
ジョークかもしれないし、取ってても大した額じゃないのかもしれませんが。
・カイト
会場には真っ先に到着。どうやら時間にはキッチリしてるタイプですね。
会議中にはマリンブルモンの一件を持ち出し、ゲンジョウを問い詰めていましたが
シラを切られて食い下がろうとしたところを王会長にクギを刺されています。
粗野で口も悪いですが、他のメンバーがクセのある連中ばっかりなので
相対的に五行星の中じゃマトモな部類の人物かもしれないと思えてきましたね。
ああ見えて「シャングリラ計画」にも前向きだったりするのかも。
フレアモンはじっと彼の側に控え、他のパートナー同様に言葉を発しませんでした。
「脅威」とされる自分たちがパートナーとして人間と共にあるこの矛盾、
彼らはどう捉えているのでしょうか……
・沙海ホノカ
五行星のひとり。水の星を任されており「深淵」の肩書きも持っています。
カイトに心酔している模様で、本人にウザがられても逆に喜んでしまうタイプ。
どのような経緯でこれほど惚れ込んだのかはまだ不明です。
一方キョウのことは呼び捨てにしてたので、そっちへの敬愛はなさそう。
年齢を考えるとキョウ脱退は彼女が五行星入りしてさほど経ってなさそうな頃だし、
カイトがどれだけキョウを意識しているかあまり把握はしてないのかもしれませんが。
そんな媚びた顔の裏にドス黒い深みがあることは、相方のマリンキメラモンから明白。
特にローズへ対しては敵愾心さえ抱いているようで、穏やかじゃないことを呟いてます。
今までも気に入らない相手を穏やかじゃない手段で葬り去ってきたのでしょうか?
五行星の中にあっては爆弾になりかねない危険人物、というのが第一印象ですね。
それだけに面白く転がっていくかもしれないし、注目してゆきたいです。
中の人は釘宮理恵さん。もはや大ベテランの貫禄が漂う人気声優さんです。
シリーズでは「セイバーズ」のイクトがレギュラーとして有名なところからわかる通り
男の子役も得意としており、プロらしく芸幅の広さは相当のもの。
オモテウラが激しい役としては「ガンダム00」のネーナ・トリニティがあるので
ホノカ役ではそちらの方で本領を発揮する可能性が高いと見てますが、果たして。
・ローズ・ウッドヴィル
木の星を背負う五行星のひとりで「翠樹」の肩書きや「美の伝道師」という通り名も持ちます。
穏やかに見えて自分の基準に満たない対象には極めて辛辣らしく、ホノカに対しては
その毒舌を隠そうともしません。いわゆる犬猿の仲ですね。
ある意味、敵方の主義を最も体現している人物かもしれません。
パートナーはなんとライラモン。「セイバーズ」でメインを張った、あのライラモンです。
余裕のある笑みを見せた程度で声は出してませんが、中の人が気になりますね。
あちらとのイメージ被りを避けるために違う人をアテる可能性も高い気はするけど。
ローズ本人の中の人は白石涼子さん。
シリーズでは「クロスウォーズ」のアカリに「デジアド:」の空といったヒロインに留まらず
「デジモンワールド リ・デジタイズ」では主人公の声も担当している実力派です。
「ゴーストゲーム」にも出てたからここ最近は三連続出演ですね。
ところで彼女ら、たぶん「上」ありますよね? または身につけますよね?
この名前でロゼモン出なかったら嘘やろって気がしてきました。わからんけど。
・クレイ・アルスラン
五行星の土、「捲土」の肩書きを備える男。会長を除くとメンバー最年長です。
世界的に成功した実業家ということで、年長らしく落ち着いた態度ですが設定によれば
その本質は強欲、かつ執着が強いとか。
そのあたりの側面は、爆弾魔への接し方から垣間見ることができますね。
ホノカと対照的な点としてローズとはそれなりに良好な間柄、というものがあります。
ローズの方から真っ先に声をかけたところからも、それは明白。
もちろん、お互い腹の中でどう思っているかはまだわかりませんけど
ビジネスライクに限ればある程度話のわかる同士なのは確かみたいですね。
中の人は三上哲さん。1968年生まれと、こちらも最年長です。
その渋い声質から吹き替えでの活躍の方が多いみたいですが、アニメ声優としては
「デリシャスパーティプリキュア」でのフェンネルが最近のメジャーですね。
「タクティクスオウガ」のランスロット・タルタロスあたりも納得のキャスティング。
パートナーはプロガノモン。見るからに堅固で強そうです。
その装甲とドリルは、クレイ自身の意志の強さを示唆しているように感じます。
良くも悪くも、という意味ではあるけど。
・ゲンジョウ
王会長と一緒に現れました。両者の距離のほどがわかります。
やはり五行星であると同時に、王会長の側近であると考えるのが妥当でしょう。
でもカイトは彼自身の勘か、この人物自身に違和感を感じているようですね。
そこで気になってくるのは「ゲンジョウ」という名前。この名を聞いてすぐに思い出すのは
三蔵法師こと玄奘三蔵ですが、デジモンにもサンゾモンというデジモンがいるんですね。
しかも彼の肩書きは「金剛」。
寡聞につき羅列はしませんが、金剛といえば仏教関連にも数多く登場する用語です。
そして金剛といえば、智慧を象徴する金剛界。金剛界といえばサクヤモン、は置いといて
かの大日如来の一側面をあらわす概念です。そして、その大日如来と同一視されるのは……
この男、本当に人間なのか。そこから疑ってみたくなりますね。
そもそもプロフィールに「常にアルカイックスマイルを浮かべている」って書いてあるんだよな……
・王会長
ワールドユニオン会長にして五行星の上に立つ存在。
重々しい雰囲気を備えた、いかにも重鎮という雰囲気の老人です。
常に椅子に座っているのは、80はいってそうな年齢から考えて足を悪くしているせいでしょうか。
「フレッシュプリキュア」の総統メビウスを思わせるラスボス然とした雰囲気ですが、
言っている大意は「デジモン超やばい、これ以上やばいことになる前になんとかしようぜ」
なので、そんなにおかしくはなかったりします。
見ていて「あれ? この人、見かけはアレだけどもしかしていい人?」などと思ったぐらい。
実際、この人は理想は持っているのかもしれません。
でもシャングリラという言葉には、すでに不穏なものを感じるのです。
調べれば調べるほど、これは本当にこの人の計画通りのものなのか? と思えてくる。
キョウが五行星を脱退した理由がもっと明らかになれば、別の見方もできるんですが……
中の人は大塚明夫さん。「デジモンサヴァイブ」で父・大塚周夫さんからピエモン役を受け継ぎ
一部で話題となりましたが、実はTVシリーズへの登板は地味に初めて。
こっちも嘗ては大塚周夫さんが得意としてた感じの役なんで、時代の流れを感じます。
・惣田ライト
「タクティクス」のチームセブンに所属する十七歳。トモロウより一つ上、レーナとはタメ。
設定によると何でもすぐに出来るようになるという典型的な天才肌だそうで、
そのためか態度の端々に余裕のようなものが見て取れます。
と同時に、人生をナメてそうな軽さも感じるのですが。
あと潔癖症なのか何なのか、まっさらな制服が汚れたという理由で爆弾魔に詰め寄るなど
キレるとかなり怖いという敵役らしい側面も覗かせていたりします。
キービジュではトモロウと対峙していますが、最初に絡むのはレーナ。
これが顔見せゆえのたまたまなのか、それとも布石の一種かは推測を避けるとして
ライバル関係の対となる相手がトモロウなのは間違いないところでしょう。
ただし、彼含めおそらくチームセブンは実力の半分も出していません。
最初から格が高いデジモンを連れているのは隊長にあたるセラフィ内藤だけですが、
その指導を受けている彼らのデジモンが成長期止まりのはずはないからです。
そこも考え合わせてグローイングドーンの力を軽く見ているのかもしれませんが……
あんまり見切るのが早すぎると痛い目を見るかもしれませんよ?
このあたりは主役側の勝ち方にもよるところはありますけど。
名の由来は「ソーダライト」でしょうか。割にストレート。
中の人は豊永利行さん。
「機動戦士ガンダムAGE」主役のひとり、フリット・アスノ役で知られる人ですが
シリーズ的にはなんといっても「アプモン」の桂レイ役でしょう。
個人的にもアプモンでは最も注目していた人物だっただけに思い出深いところ。
あと豊永さんといえばやっぱり「ダイの大冒険」のポップですね。
アイツもなんだかんだ天才でした。
・モノドラモン
ライトのパートナー。ゲッコーモン同様に快活に喋ります。
かつては「テイマーズ」にてサイバードラモンの進化元、そして秋月リョウの相方でした。
このデジモンが採用された意味は小さくないと思います。
進化先はなんでしょう? 気になりますね。
中の人の羽多野渉さんも爽やかイケメンからドスの効いた役もこなせる人なので、
進化した際にどうなるのかが気になりますね。
しかしライトとの組み合わせ、フリットとラーガンなのか……
・鹿沼ホタルコ
ライトと同じくチームセブン所属の18歳。
理知的な雰囲気の美人。実働部隊では最年長で、かなり大人びてます。
初対面ではマコトを赤面させたほど。
しかし同時に、仲間や相対者を餓鬼扱いしてナメた言動も垣間見せています。
常に真顔なので本当にナメているのか、それとも現実的な提案をしているつもりなのか
イマイチ考えが読めません。相方のシャコモン共々実力もまだ未知数。
キービジュでは普通にマコトと対峙していました。
こっちも明らかに知性派・分析派という風情ですから、実際にやり合う場合には
お互いに裏をかき合う戦い方をしそうです。期待したいですね。
名の由来は鹿沼市+蛍石でしょうか。
調べてみると鹿沼市にも「鹿沼土」という軽石地質が存在するようなので
土・石繋がりでそこから取った苗字なのかもしれません。
中の人は川口桜さん。
シリーズではデジアド:あたりから出演し、主にモブ役やゲスト役を歴任してました。
途中参加ながらもレギュラーは初めてになるでしょうか。
・グラニット
チームセブン最年少の13歳で年齢不詳。
感情の起伏に乏しく、設定によると常に死場所を求めているそうです。
中二病というわけでもないでしょうから、虚無になった理由があるのかも……
設定によると、天体観測が趣味という意外な側面があるみたいです。
一方で苦手なものがネズミ、というこれまた意外な面もある模様。
この設定が活かされるタイミングがあるかどうかは未知数ですが……
メンバーでは、相方のルドモンをブン投げてウルヴァモンの技を完全防御させ
実力の一端を最も示しました。チームでは守りの要でしょう。
生半可な技では抜けないですね。しかもまだ上があるわけでしょう?
名の由来はそのまんま「花崗岩」ですかね。本名かはわからないけど。
中の人は井上麻里奈さん。なんとかつての明石タギル役、つまり主役経験者です。
例に漏れず様々な役柄をこなし、「セーラームーンCosmos」では文字通りの
中性的な役柄も演じているので、起用の裏側を探りたくなります。
突如として二面性を発揮してくるかもしれません。
そういえば今回は喋らなかったけど、ルドモンの中の人って三瓶由布子さんなんですね。
キュアマーチとキュアドリームか……
・セラフィ内藤
クレイの右腕でありタクティクスの創設に関わった人物。
ライト達の隊長に当たりますが、タクティクスのチーム全部を統括しているかはわかりません。
最低でもあと六つチームがあるなら、それぞれ独り立ちしてるか別の統括者がいるのかも。
部下には常に完璧を求め嫌いなものは無能、という非常に厳しい人物。
チームセブンの帰還が3分遅れただけで叱責するあたり、だいぶ徹底しています。
「タクティクスの掟」もたぶん彼が中心になって作ったのでしょう。
人間うまくいかない時はうまくいかないし、そういう時には重荷になりかねない掟ですが。
「デジモンをデリートしないこと」だけが掟であるグローイングドーンとはどこまでも対照的。
名前の由来はそのまんま「セラフィナイト」でしょうか。
パワーストーンとしては癒しを象徴するそうですが、本人のイメージとは逆さまですね。
パートナーのギガスモンの性格次第ですが、質実剛健の四角四面だし。
中の人は竹内良太さん。前作「ゴーストゲーム」ではダークリザモン役で参加してます。
特に有名な役は「エルシャダイ」のルシファーでしょうか。「そんな装備で大丈夫か?」の人。
・爆弾魔
こう見えて30歳らしいスキンヘッドでサングラスの男。
理解しがたい理由で愉快犯的なテロ活動に及んだあげくミラーワールドへ逃走という、
インパクトを稼ぐことしか頭にないような人物です。
デザイン的には設定と逆に、ボンバーナニモンから生まれたようなイメージ。
しかし実力的には大したことがなく、本格的なテロをやるような気概もありません。
見た目体格で優っているライトにも、凄まれただけでビビる有様でした。
あげく、パートナー共々チームセブンに回収されてしまってます。
クレイによると何やらまだ利用価値があるみたいですが、何をさせられるのやら……
中の人はハイエモンスカーの松山鷹志さんです。
本作ではゲスト悪役専門ですね。スナイモン工場長の頃からそうだけど。
・ボンバーナニモン
「セイバーズ」7話にも登場した突然変異型デジモン。
「こいつ何もん!?」「ナニモンよ」とお約束のやり取りもあります。
ショッピングモールで相方と派手に登場しましたが、フリースローボムは
見た目に反して簡単に跳ね返される程度。
マコトも分析してましたが、マジでe-パルスが足りてないのかもしれません。
それでもミラーワールドではかつてのボンバーマンさながらな迷路に
トモロウとゲッコーモンを誘い込み、姿を見せないまま爆弾で苦慮させてます。
しかし姿を見せたのが運の尽き、逆に圧倒されてしまいました。
総じて、成長したグローイングドーンの引き立て役でした。
それだけで終わらぬ妙な印象度はせめてもの意地でしょうか。
お先はクラクラの真っ暗闇だけど。
中の人は小野坂昌也さんでした。「デジモンフロンティア」43話における
あのスカルサタモン三兄弟(長男)ぶりの出演になりましょうか。
しかし作画、演出とも明らかにあっちよりも恵まれた扱いといえます。
・神生島消失事件
2029年10月5日に起きたという未曾有の大災害。
ビートブレイクの世界は、そこから20年を経て復興した後の世界なのですね。
巨大隕石か何かが落下したのでしょうか? そんな言及はないけど。
ところが今度はシステムからデジモンという未知の存在が現れた、と。
あちこちインフラが放置されているのはもっと単純に
「そこまで手が回らなかった」と受け取る方が妥当なのかもしれませんね。
「他にどうしようもない」というところはあるのかも。
10月5日というのは単に本作の放映開始日から取ったもので他の意味はないのでしょうが、
いずれにせよこの現象が本作の世界観の根幹に絡んでいるのは間違いないでしょう。
そーいえば、ワールドユニオンにはデジモンの研究を行うラボが存在して
そこにはマリンブルモンのような災害級がいるというとんでもねえ話が出てましたが、
ああした研究はいつから行われていたのでしょうか?
どうにも気になりますね。
シャングリラエッグの存在といい、ワールドユニオンの狙いは何なのでしょうか?
そして、もしカイトの勘が当たっているのなら……
・ED
上記の通り「BRAVE GROOVE」に変更されました。
ED1の穏やかな雰囲気とは異なり、ドット絵を活用したポップな雰囲気に仕上げられています。
ライトたち2クール目参加組もここで登場。
よく見るとエアドラモンにテリアモンと、本編未登場のデジモンもいます。
それとも今後出てきたりするのかな? 後者は特に人気のあるデジモンだし……
★名(迷)セリフ
「春の薫りに浮かれた山猿みたいだ、って言ったのよ。
もう少し、五行星としての品格を身につけたらいかがかしら。沙海ホノカさん?」(ローズ)
(コイツ、絶対に海の底に沈めてやる……!)(ホノカ)
五行星会議が始まる直前のやり取り。
いきなり嫌味を言い放った(しかも二度目はわざわざ言い方を変えて)ローズに、
かろうじて笑顔を保ちつつ振り向いた先で物騒なことを呟くホノカと、既にバチバチです。
ホノカは故あれば本当にやりそうで怖いですね。そういう声をしてる。
「災害…… 疫病…… 侵略……すべてに怯えずに暮らせる理想の世界を創造する…!
シャングリラ計画は、人類の希望そのものなのだ!」(王会長)
シャングリラ計画の理念をぶち上げて。
言ってることはマトモそうに見えますが、その実態はどうでしょう。
ぶっちゃけこの人も、良い空気を吸いながら退場できれば御の字って気がします。
「マリンブルモンも、その計画のうちのひとつか?」(カイト)
上の直後に口を挟んで。タメ口です。会長も特に気にしてません。
同格のゲンジョウはしっかり敬語を使ってるし、咎めることもしてないです。
会長としては、昔からの付き合いだから許してるのかもしれませんけど。
「キョウの話はすンじゃねェ!」(カイト)
ゲンジョウへの警戒に同調しようとしたホノカがキョウの名前を出したことに対して。
彼、いまんとこゲンジョウへの警戒とキョウへの檄重感情のタイヤしか持ってないので
ホノカが彼のハンドルに触るのはなかなか難しそうですね。
「オレが作ったよ〜ん!」(吉村)
ピザ窯なんかどうやって、という当然の疑問に対し。
さすがにDIYだけでこんなのを作ったとも思えませんが、謎は深まる一方です。
「しばらく来ないだろう。アイツはそういう男だ」(キョウ)
カイトがまた来たらどうする、と訊いてくるクーガモンに。
元ライバルは心の火が一度燻ったら、そう簡単に再点火しないことを知ってるのでしょう。
私情だけで動く男ではない、というある種の信頼にも見えなくはないけど。
「また国民保護省か……何なんスかね、特殊案件って」(刑事A)
「余計なことは考えなくていい。行くぞ」(刑事B)
モブから一献。若い方が露骨なことを言って上司が諌める黄金パターンです。
上の方はともかく、警察も末端はデジモンについて知らされてないんですね。
そのうち色々と探ろうとする刑事が出てきたりして?
「タヌキじゃないっ!」(プリスティモン)
ライトの「ラッキーアイテムは星とタヌキ」を受けて思わず。
レーナがナンパされたことへの驚愕はなんとか呑み込んだ彼女ですけれど、
こっちにはどうやら耐えられなかったようです。
「美人……」(キロプモン)
間近で見たホタルコに。
マコトから生まれたのなら、好みや美的基準もマコトに近いことになりますから
ホタルコは本当にマコトのドストライクだったのかもしれませんね。
「オレ様には、彼女がいなーーーい!」(爆弾魔)
「なぜこんなことをするのか」と訊かれて。
さんざん勿体をつけといて実にくだらない理由を羅列してましたが、本人らは大真面目です。
「生まれてきてすいません……」(ボンバーナニモン)
30歳の誕生日に生まれたのはコイツだった、と振られて。絶妙なコントです。
良くも悪くもアプモンを思い出すやり取り。
「見ぃ〜つけた」(ウルヴァモン)
ミラーワールドステージの壁をぶち壊し、トモロウ達と合流して。
確かに勝手に押し付けられたルールなら、ぶっ壊して進むのが正解ですね。
「これがニュートロンレイザーか!!」(ボンバーナニモン)
アルマリザモンの必殺技を受ける寸前に。なんで知ってるんだろう。
「ナンパって……まさか……」(トモロウ)
「されたんですか……? レーナさんが……?」(マコト)
「二人とも、後でぶっ飛ばす……!」(レーナ)
ウルヴァモンの「あれ、さっきのナンパ男じゃない?」を受けて。
少なくとも二人には、レーナがチャラ男に声をかける気を起こさせるタイプには
今の今まで見えてなかったわけです。お気の毒に。
顔の良し悪しより、態度やまとった雰囲気が声掛けを躊躇わせるのでしょうか……
これ以上はやめておきましょう。触らぬ神に祟りなしです。
「おい…… せっかくの制服が汚れちまったじゃねぇか」
「そういう問題じゃねぇ。
オレの、まっさらな制服に! 汚れをつけたのが、気にくわねねえんだよ!」(ライト)
「あ、そういうキャラ?」ってなったセリフ。上と多少前後してます。
潔癖症というか、爆弾魔のような男にそういうことをされるのが我慢ならないのかも。
ストンピングまでかましてるので、いささか病的でさえあります。
カオルコには呆れられ、トモロウ達は唖然。そして誰もおっさんを心配してない。
「悪いこと言わないから帰りなさい。これ以上怪我したくないでしょう?」(カオルコ)
真顔で。
彼我を冷静に比較しての現実的な提案と取るか、単にナメたセリフと取るかで違ってきますね。
どちらなのかは今後に類推材料が出てくるかもしれません。出てこないかもしれません。
「なんだ……それで終わり?」(グラニット)
ルドモンが「トムボーイブレイズ」を無効化したのを受けて。
ここでレーナもウルヴァモンも相手の手強さを感じ、迂闊に動けなくなります。
「グローイングドーン……大したことないんだなぁ」(ライト)
回収間際に。これ以上ないほどナメた顔とセリフです。
ホタルコはともかく、他の二人は完全にグローイングドーンをナメてますね。
トモロウ達が成長したとき、同じように余裕を保っていられるかは持ちカードによるでしょう。
「戦場で言い訳は通用しない。お前たち、タクティクスの掟を言ってみろ」(セラフィ)
「ひとつ、日々の鍛錬をおこたる者は不要」(グラニット)
「ひとつ、上官の命令に従わない者は不要」(カオルコ)
「ひとつ、チームの足並みを乱す者は不要」(ライト)
アルスラン邸での復唱シーン。
この掟、マトモなことを書いてあるようにも見えてセラフィの過去の苦労も窺える感じですね。
よっぽど部下に恵まれなかったのか、それとも……
クレイはやんわり取りなしてましたが、あくまでやんわりで強く止めはしていませんね。
「ああ、心配するな。
君たちのような存在でも、まだ利用価値はあるんだよ」(クレイ)
俺をどうするつもりだ、と訊いてくる爆弾魔に。
にこやかですが、目が全く笑っていない……そんな表情を地で行ってる顔です。
彼の冷酷な本性が見て取れる場面ですね。
★次回予告
タイトル通り、タクティクスの面々を掘ってゆく流れになりそうです。
またまたグローイングドーンとぶつかるのか、それとも別々の相手とやり合うのか。
少なくともそれぞれ違う相手と戦ってるようにも見えますが……