大激突!? ガッチモンVSアグモン!

★あらすじ

突如ゲームキャラが自分のゲームを離れ、暴走しはじめるという事件が発生します。
その現場には必ずゲーム「デジモンユニバース」のキャラ、アグモンが関わっていました。
かつて遊んでいたゲームの主人公の蛮行に、ハルは動揺を隠せません。

リヴァイアサンとの関連は薄いと思われたこの件でしたが、はじめの解析によって
ゲームキャラたちは一様にブートモンを探していることがわかりました。
ネットの世界からブートモンを追い込み、確実に捕まえようというのです。
次にブートモンが現れる可能性の高い場所は、中野ブロードストリートとわかりました。

さっそく現地に赴くハル達でしたが、エリと虎次郎が身バレしてしまい動きが取れなくなります。
その騒ぎに勇仁も巻き込まれたため、やむなくハルとガッチモンだけでARフィールドへ向かうことに。
現れたのは果たしてアグモンでした。最初は一触即発に陥りかけるのですが、ふとしたことから
そのアグモンこそかつてハルが遊んだゲームデータの化身であることが判明します。

アグモンの話によると、あるとき彼らの世界に突如リヴァイアサンの手の者が現れたそうです。
そいつに操られたゲームキャラ達は本来の役割を放棄し、ブートモンを探して暴れはじめました。
アグモンはこれを阻止するため、一人でゲームキャラ達の鎮圧に奔走していたのです。

そこへ現れたリヴァイアサンの手の者。ゲームのラスボスキャラを多数召喚し、襲いかかってきます。
グローブモンで立ち向かうハルでしたが、アグモンは自分も進化したいと申し出ました。
ハルが手を繋ぐと、アグモンは究極体のウォーグレイモンに進化を遂げます。
極アプモンと究極体デジモンの活躍でラスボスたちは次々に倒され、首謀者のウラテクモンも
グランツゲイザーとガイアフォースの一撃によって鎮圧。ゲームの世界に平和が戻るのでした。

再び逃亡を続けるブートモンを見て、ハルは想いを馳せます。
アグモンとの思いがけぬ再会は、ある意味ブートモンのおかげかもしれない、と。
 
 
 
★全体印象

45話です。
予告から分かる通りのデジモンコラボ回。終盤も押し迫った中の、ずいぶんと遅いタイアップです。
アグモンはあくまでゲームキャラとしての出演なので、太一などパートナーたちの出番はなし。
でも短い尺とアプモンの世界観を考え合わせれば、妥当な待遇かもしれません。

状況が状況なので、ブートモン絡みにも関わっているお話なのですが本筋は動かないままなため、
実は見なくても問題ない半ば独立したエピソードでもあります。コラボ回にありがちな形式ですね。
とは言え、デジモンファンにとってはこれを見ないという選択肢は無いでしょう。
ましてアプモンもずっと見続けてきた、私のような人間にとっては。

単体のお話としては概ねまとまっており、あまり気になる箇所はありません。
ハル組だけになる経緯はかなり強引でしたが、今回ばかりは仕方ないかもしれませんね。

脚本は平見瞠さん。演出に名を連ねる地岡公俊さんは「デジアド」にも関わってます。
作監の藤崎真吾さんは34話からの参加。東映系にとどまらずヘボット等でも作監してますね。
 
 
 
★キャラなど個別総括
 
 
・ハル
 
 本だけでなくゲームにも堪能な彼。
 かつては「デジモンユニバース」の世界でアグモンと冒険してたようです。本編の5年くらい前かな?
 あまり上手ではないのか、ボスキャラの攻略には手間取っていたみたいですけれど。
 エテモン、ヴァンデモン、ディアボロモンといった名前とその順番については語るまでもありますまい。

 アグモンとは戦端を開きかけますが、ゲームを遊んでいた時のプレイヤー名をガッチモンが口にしたことから
 自分のプレイヤーであると途中でアグモンの方が気付き、一気に誤解を解く流れとなっています。
 あの独特のネーミングセンスが無駄な戦いを回避する役に立つのですから、人生わからんものですね。

 ラスト前では、ガッチモンとともにブートモンを目撃。呼びかけるものの、また逃げられてしまいました。
 本人はそれよりアグモンに逢えたことが嬉しかったようですが、随分とノンビリしていますね。
 でも今回だけは仕方ないかな。
 
 
 
・ガッチモン→グローブモン
 
 ガッチクローを飛び技として使ったのは初めて見た気がします。
 エネルギーだけを飛ばすこともできるんですね。ホーンバスターと同じようなものかな。

 アグモンとの誤解を解いた後は、ガッチモナカを惜しげなく分け与える気前の良さを発揮しています。
 しかしハルとアグモンが旧交を温める場面では、ちょっぴりヤキモチを焼いてる感じでした。
 直接は言っていませんが、今はオレがハルのバディだという主張が溢れてたように見えます。

 戦闘ではグローブモンとしてラスボスの群れに相対。
 加勢に入ったウォーグレイモンのおかげもあり、危なげない勝利を収めています。
 見たところ、究極体と比しても劣らぬだけの戦闘力があるようですね。
 
 
 
・エリ組

 ハルや虎次郎、勇仁とともに中野ブロードストリートに赴いたものの、変装にもかかわらず
 エリが本人であると看破されてしまい、ファンに囲まれて身動きを取れぬ状態に陥ってしまいました。
 なのでアグモンとの共闘は虎次郎らと同様、伝聞でしか知らないはずです。
 さすがはヲタの聖地、目の鋭い方が多いようで……

 そういえば、エリにデジモンパートナーを付けるとしたら誰になるんでしょうね。
 ドカモンのイメージから考えて、あまり女の子っぽいパートナーでなくても良いはずです。
 結構ブイモンあたりでも良いかも……
 
 
 
・虎次郎組

 虎次郎がエリ同様あっさりと身バレしてましたが、こっちは隠す気ゼロ。
 ファンへ丁寧に対応しており、場慣れっぷりがわかりますがこの場にレイがいなくてよかった。

 虎次郎にデジモンパートナーとなると、他より難しそうですね。
 性格的に何となくテリアモンあたりかなぁ、と想像してはいますが。
 
 
 
・勇仁

 エリと虎次郎に寄ってきた人々の波に巻き込まれ、お約束のセリフを吐いて同行不能へ陥りました。
 その後はなぜか列整理をやっており、エリ達の状況とひっくるめてガッチモンに呆れられています。

 彼にデジモンパートナーをあてがうなら、やっぱりガブモンですかねぇ……
 
 
 
・レイ組

 今回の騒動には関わっていない方々。
 レイに至ってはリヴァイアサンとの関連が認められないと聞いて、放置を提案しています。
 もちろん、事がブートモン絡みと聞いたらハルたちの行動を止める気はないはず。

 ただし前回同様、はじめの護衛に張り付いていて実働してはいません。
 ある意味彼がいなくてよかった状況になりましたけど。

 レイのデジモンパートナーは…ハックモンですね。ちょっとそれ以外は考えられません。
 
 
 
・はじめ

 すっかり一同の作戦参謀に収まっています。
 最初は関連性が薄いと思われたゲームキャラ達の行動がブートモン捜索だと看破したのも彼なら、
 ブートモンが追い込まれるであろう箇所を特定したのも彼です。なんだこの子有能すぎる。
 後半はレイと一緒に残留しており、特に動いた様子はありませんが印象度は高めでした。

 彼のパートナーは…安直ですが、テントモンかなぁ。
 
 
 
・ブートモン

 逃亡中。ゲームキャラに追われて行動範囲を狭めざるを得なくなってたようですが、顛末がついて
 また自由に動けるようになり、再びどこかへ去ってゆきました。
 騒ぎが起こってないあたり、どうやら学習を遂げて能力の無駄な濫用は避けるようになったみたいですね。
 とか言ってまた騒ぎが起こったらどうしよう。
 
 
 
・アグモン→ウォーグレイモン

 言わずと知れたデジモン、ひいてはデジモンアドベンチャーの顔役。
 今回はゲームアプリ「デジモンユニバース」のキャラクターとしての出演です。
 個体としては、かつてハルが遊んでいた時のセーブデータが化身した存在のようですね。
 そのおかげか、誤解を乗り越えた後はハルとすぐに意気投合。ガッチモンが微妙な顔をしていました。

 最初こそ悪いことをしているのでは、とハルに懸念されていたのですが、ウラテクモンの支配からひとり逃れ
 状況を何とか押しとどめるべく、単独で走り回っていたようです。勇敢な性格がうかがえる話。
 タイトル通りに悪役やらされたらどうしようと思ってましたが、どうやら杞憂だったようですね。

 後半のバトルにおいては、ハルの協力を得ていきなりウォーグレイモンに進化。何と挿入歌まで。
 これはもともとゲーム内で究極体に到達しており、プレイヤーであるハルとの接触で進化後の姿を引き出せた、
 と考えるのが最も妥当な解釈ではないかと思います。

 アプモン世界での進化ゆえか、ウォーグレイモンとしての姿は全身に文字が走るアプモンバージョンのもの。
 しかしその強さは本物で、グローブモンと肩を並べて全く見劣りしない実力を見せつけました。
 もういっそこのまま戦力として参戦してくれよ、と思ってしまったほどです。無理なのはわかってるけど。

 とはいえアプリアライズは無理だし、来てもらっても活躍場面は限定されちゃいそうですね。
 ガッチモン&アグモンのチップをなんか理由つけてだすことさえできれば、何とでもなりそうですが。
 
 
・亜衣

 かつてハルが「デジモンユニバース」に興じていた頃、それを横で見ていたようです。
 ということはデジモンにもそれなりに詳しいんですかね。あまりゲームを遊ぶイメージはないけど。
 RPGをガッツリ遊ぶより、読書の息抜きにディズニーツムツムを遊んでる程度な気が…偏見かな?

 彼女もバディを得るかもと思ってた時期がありますが、どうやら叶わずに終わりそうです。
 デジモンのパートナーを得るとしたなら、植物系ですかね。
 
 
・ワトソン

 なんと前回からの連続出演です。
 いいところまで近づいてるのですけど、相変わらずアプモンのアの字にも掠ってません。
 もはや、ハル達のもとに話のとっかかりを持ってくるだけの存在ですね……
 それはそれで、いてもらわないと困る役ではあるのですが。

 彼にパートナーデジモンをあてがうなら、なんとなく機械系というイメージがあります。
 メガネのキャラクター性はやはり強い。
 
 
 
・ウラテクモン

 ゲーム機を模した巨大な頭部に貧弱な手足を備えた、大変アンバランスな姿のアプモン。
 ブレモンのコンパチキャラですが、おそらく本人同士は「他人の空似です」と答えるでしょう。
 といっても、ブレモンの方はまだ本編に出て来てないはずですけど。

 超アプモンですが、ゲームのキャラを強制的に呼び出して自らの戦力とすることができるなど侮れない能力の持ち主。
 この能力でゲームキャラを片っ端から支配下に置き、ブートモン捜索の手駒として使っていました。
 あるいはリヴァイアサンに直接介入され、本来よりも能力を拡大されているのかもしれません。

 しかしグローブモン単体ならともかく、ウォーグレイモンにまで加勢に入られてはたまりません。
 実態を晒されて逃亡を試みますが回り込まれ、やむなく自らを巨大化させて対抗しようとするものの所詮そこまで。
 グランツゲイザーとガイアフォースによって一撃のもとにKOされ、チップになってしまいました。

 極ではないものの、終盤登場だけあってなかなか大きなことをやらかしてくれました。
 彼によるゲームの世界への介入は、しかしリヴァイアサン陣営にとって諸刃の剣だったようですね。
 アグモンに逃げられた時点で、実は既に計画は破綻していたのかもしれません。
 
 
 
・巻き込まれおじさん

 毎回アプモン騒動に巻き込まれる人。
 お盆休みを利用してどっかの海へ遊びに行こうとしてたようですが、ゲームキャラの暴走でパーになりました。
 一時期まったく出てこないこともありましたが、近頃は順調に巻き込まれてますね。
 
 
 
★次回予告

 今ごろ寺院送りだなんて、いったい虎次郎の身に何が起こったのでしょう。
 それ以前に、これ本当に46話の予告なのか……?