総選挙決着! エリに迫る魔の手!

★あらすじ

いよいよ総選挙開票がスタート。
仲間たちも緊張の面持ちで見守る中、エリは万感の想いをこめて本番に臨みます。
その結果は9人ゴッドにこそ及ばなかったものの、大健闘の第10位。
大勢のファンの笑顔に囲まれて、エリの夢がまた一歩前進した瞬間でした。
これを称えられ、エリは雲龍寺ナイトCEO直々に打ち上げパーティへ誘われます。

一方、ブートモンの手掛かりを追っていたレイがとんでもない事実を掴んでいました。
Lコープはリヴァイアサンと密接に繋がっている、いわば隠れ蓑だという事実を。
話を聞いたハルと虎次郎は猛烈に嫌な予感へ襲われ、レイと共にエリの捜索を始めます。

同じ頃、エリもまたLコープの正体を知っていました。
LコープのLはリヴァイアサンのL。彼女を傘下に加えようと、ナイトが自ら明かしたのです。
エリはナイトの申し出を拒否し、作られたアイドルではない本物のアイドルを目指すと宣言。
ハル達と合流して脱出を試みるのですが、そこに四体もの極アプモンが現れます。

その名はアルティメット4。彼らの恐るべき実力とは……?
 
 
 
★全体印象

36話です。
エリが総選挙で10位に食い込むという大健闘を遂げたと思ったら、その立場さえ怪しくなってきました。
現状を切り抜けたとしても、もうLコープに信を置くことができなくなるわけですし……

しかしまあ、ようやくLコープが敵だと判明しましたか…
全部が敵ってわけじゃなくて、あくまでも上層部がリヴァイアサンに牛耳られてるってだけではあるのですけど。
まあレイですらやっと気付いたくらいですから、ハル達が先に気付くはずもなかったのですが。
リヴァイアサンという存在は、それほどまでに社会へ入り込んでいるのです。
この事実は、ある意味アルティメット4より怖いですね。勝利条件が多すぎるような……

でもって、やっと…やっとそのアルティメット4が動き出しました。
出るよ出るよと言われ続けて3ヶ月、まさかここまで引っ張るとは思ってませんでしたよ。
デジアドで例えるなら東京編前に「ダークマスターズ出ますよ」ってアナウンスしてたようなもんです。
……出るのが遅すぎるのか、アナウンスが早すぎるのか。
ともあれ次回はバトル回になるはずなので、注目しておきたいですね。

脚本は前回に引き続いて樋口達人さん。演出はタナカリオンこと田中裕太さんです。
バトルは少ないですがアクションは多めで、その仕上がりも良好でした。
 
 
 
★キャラなど個別総括
 
 
・ハル
 
 亜衣や虎次郎といっしょにエリの総選挙を見守り、結果が出たあとはお祝いパーティの準備をしてました。
 しかしレイから急を聞き、一転してエリ救出に奔走することになります。
 これまでの事件やクラウドの宣言、総選挙中で単独行動中のエリと、点が全部線になって繋がったのでしょう。

 ここからはもう、リヴァイアサンを倒すか何かしないかぎり前のようには暮らせますまい。
 今回の件は間違いなく大きなターニングポイントでしょう。いささか遅い気がしてなりませんけれど。
 
 
 
・ガッチモン

 エリ救出作戦においてナイトの専用艇を検索し、場所を特定しています。
 こういう時は実に頼りになりますね。シナリオ上の説得力にもつながるってものです。
 
 
 
・エリ

 必死のアピールや虎次郎の助力など、数々の要素が重なって10位という大健闘を成し遂げました。
 少なくとももう「誰!?」と言われるようなことは減るでしょうね。

 この10位というポジション、考えれば考えるほど妥当だと思われてきます。
 50位程度ではインパクトが無さすぎるし、20位前後でもまだまだ。かといっていきなり9人ゴッドでは、
 エリの憧れそのものが軽いものになってしまいかねません。
 インパクトを与えつつ上位メンバーの強さを示すには、あの位置しか無かったんじゃないでしょうか。
 もともと順調に人気を集めてはいたので、過去の蓄積が効いた場面になっています。

 あの場、あの瞬間では最も勢いのあるメンバーのひとり、と誰もに印象を与えたことでしょう。
 とはいえ人気は水もの、彼女の戦いはむしろこれからってことでしょうね。
 たぶん9人ゴッドの壁は厚いでしょうから。

 アプリドライヴァーでありつつ、アイドルとしても頭角を現した彼女にはナイトも興味を持ったようです。
 彼女と結託することでより容易に人心を掌握し、計画をさらに円滑に進められると見たのでしょう。
 もっともエリが首を縦に振るはずもないし、向こうもそこは想定内だったようですが。
 
 
 
・ドカモン

 おおむねエリの護衛。生着替えに居合わせる役得も貰っています。
 バッチリ顔を覆ってて、チラとも見てませんけど。こういうある種の誠実さは、彼の持ち味かもしれません。
 
 
 
・虎次郎

 なんだかんだ言いつつ、ハルや亜衣といっしょに総選挙を見届けてました。
 今回は彼も全面協力したし、個人的にも絶対に見届けるつもりでいたのでしょうけど。
 10位入賞の場面ではそっと涙まで見せており、エリへの秘かなリスペクトが強く表へ出ていました。

 エリの救出行では咄嗟にスワンボートを使うという機転を見せ、なぜか操舵までやってました。
 どうでもいいんですが、これデジアドのオマージュか何かですかね?
 
 
 
・レイ

 ブートモンの画像データを調査中、位置情報などからLコープへ辿り着くもリヴァイアサンに襲われてます。
 必死の思いで脱出し、かの会社がリヴァイアサンと繋がってることをハル達に報せました。
 彼ら的には天地が引っ繰り返る事実ですが、視聴者的には「うん、知ってた」レベルです。
 まさか予告で告げられてた「情報」というのがコレだったとは……
 いや、君等のせいじゃないんですけどね。

 リヴァイアサンに襲われたときは、危険をかえりみずハックモンを助ける場面があります。
 弟の救出のために何が何でもハックモンが必要、というのも間違いなくあるでしょう。
 でも、今となっては本当にそれだけなのかどうか。ハックモンの表情と僅かな間が意味深です。
 
 
 
・ハックモン

 Lコープでリヴァイアサンに捕まりかけた際、自分自身よりもまずレイを逃がそうとしていました。
 個人的理由でバディに収まってはいますが、その献身ぶりは他のバディ達にも劣りませんね。
 長い付き合いを経て、互いにもう利害の一致だけで組んでいる存在ではなくなりはじめているのかも。
 
 
 
・勇仁組

 なぜか連絡が取れない状態です。この肝心なときにとは、こっちも不穏ですね。
 
 
 
・コーチモン

 突如として再登場。いや普通にずっといたんでしょうし、エリの活動にもあれこれ手を貸してたはずですが。
 それよりも何よりも、この人物には訊きたいことがあります。
 あんたさぁ…Lコープとリヴァイアサンが繋がってるって知ってたんじゃないの?
 まさか知らなかったわけじゃないよね?
 ………よもや、言うのを忘れてたなんて宣う気じゃありませんよね?


 …これに関して、ハル達に問いつめられる場面は……あるかなあ。あるといいなあ。
 
 
 
・亜衣

 ハルや虎次郎と共に総選挙を見守ってましたが、事態急変からは出番なし。
 こーゆーとき、本筋に絡めないというのはなかなかに痛い。
 
 
 
・エレナとありす

 エリが最も親しくしている二人。
 今回でエレナの現状が100位、ありすが20位以下のどこかということが示されました。
 モニター室の会話からすると、ありすは50位以内くらいには入れたでしょうか?
 どちらにしても、エリには大きく水をあけられてしまったことになりますね。

 でも、控え室では二人ともエリに惜しみない拍手を送っていました。
 エリがどれほど頑張っていたか、きっと二人は誰よりもよく知っていたでしょうから。 
 
 
 
・エリの母

 仕事先からエリに祝福してきました。なんの仕事か知りませんが、番組中は業務が成立してなかった感じ。
 ていうか社員総出でガン見してるじゃないですか。労働条件はともかく、楽しい職場ではあるようです。

 前回のレビューではあれこれ書きましたけど、エリへ心からのエールを贈る場面を見て考え直しました。
 たとえ離れていても、顔を合わせる機会が減っても、エリが笑っていてくれるならお母さんも笑えるのです。
 母よ、やはりあなたは偉大だった。 
  
 
 
・神楽坂いずみ

 恐らく今回も不動の1位をゲットした人。最初から最後まで余裕綽々でした。
 エリが「次は必ずトップを取る」と宣言したときも、真正面から受けて勝つ気まんまんといった様子です。
 実はありす同様、セリフが一切なかったりするんですけどね……
 これほどの人物なら、もうちょっと話に絡んできてほしかったところですが。
 
 
 
・湯河原まほ

 19位。鈴木みのりさんがゲスト出演でアテていた人物です。「ありがとうございまほ!」が常套句の模様。
 地味な人物ですが、こう見えてエレナやありすより順位が上。実はかなりの実力者なのでしょうね。
 エリにとっては隠れたライバルの一人かもしれません。
 
 
 
・雲龍寺ナイト

 エリに目をつけ、ミネルヴァ側からのヘッドハンティングを試みていました。
 上に書いた通り、エリと手を結べば彼女の影響力を使ってもっと色々なことができると思ったのでしょう。
 単にタイプだったから、というような人間的理由も欲しいですが。

 そのための餌として「リヴァイアサンと自分の力で、エリをトップアイドルに導くことができる」と囁いてます。
 でもコレ、言ってることがカリキュモンとまるで同じなんですよね。ただ表現を変えているだけ。
 もちろんエリには断られ、真正面から啖呵を切られました。
 敵対する立場という以上に、エリは彼の言葉に欺瞞がたっぷり含まれていると見抜いたのでしょう。

 ただ、別に彼はそれで動揺したり怒ったりはせず、むしろ状況を楽しんでいました。
 おそらくリヴァイアサンからも「花嵐エリは高確率で首を横に振る」という予想を受けていたのでしょう。
 ただその影響力というか、利用価値を惜しいと考えて念のために誘ってみた、って程度かもしれません。

 ところで、言わせてもらってもいいですか?
 あなた、いったい何のタメに仮面付けたんです? もうこれ付ける意味ないよね?
 
 
 
・カリスモン

 ナイトの部下である四体の極アプモン、アルティメット4のひとり。であると同時に、その筆頭格と思われる存在です。
 エリ救出のためにハル達が来たところをARフィールドに引き込み、他の3人と共に一挙殲滅を狙っています。
 もしや、この状況自体が連中の思惑通りなのでしょうか? 餌であるエリの意志は、ついでに確認する程度のもので。
 勇仁がこういう時に限っていないのも、なにやら不気味です。

 中の人である中村悠一さんのイケボが、嫌でも強キャラ感を煽ってきますね。
 待たされたぶん、グローブモンとの対決を楽しみにさせてもらいましょう。

 
 
・巻き込まれおじさん

 毎度アプモンの被害に巻き込まれる人。
 …ですが今回も特に巻き込まれてはおらず、エレナの100位入賞を喜ぶあまりスタジアムで号泣していました。
 この喜びようからすると、エレナも前回から相当にランクアップしたのかもしれませんね。
 
 
 
 
★次回予告

 ついに、ようやく、やっとのことでアルティメット4との対決。
 しかしながら、さすがにこれで終わる気がしません。むしろ一旦ボコボコにされる未来しか見えない。
 でもそのくらいしてくれないとシリアス感が出ないので、カリスモンたちにはひとつ頑張ってほしいところです。