めざせ9人ゴッド! アプリ山470総選挙!

★あらすじ

アプリ山470の頂点、ひいてはトップメンバーである9人ゴッドを決める総選挙のシーズンが到来。
仲間たちからアイドルへの一時専念を進言されたエリは、感謝と1位を取る気概をもって臨みます。
虎次郎に頭を下げてまでコラボを張り、必死にアピールするその胸にはファンと、そして母への想いがありました。

ところが、迎えた中間発表ではなんとそのエリが1位になるという事態に。
計算機アプリのアプモン、カリキュモンの仕業です。投票数を改竄してエリが1位になるように操作していたのです。
彼はエリの大ファンであり、エリに1位を取らせようと不正を働いていたのでした。

が、誰よりも自分の本来の実力を知っているエリにとってカリキュモンの行為は逆鱗に触れるものでした。
あくまでも正々堂々、憧れの人たちにぶつかってゆく。それが彼女の願いでもあるのです。
同じく怒りに燃えるドカモンの前には、カリキュモンの技も通用しませんでした。

ハプニングを乗り越え、ついに総選挙開票が始まります。しかし、その裏では何かが……?
 
 
 
★全体印象

35話です。
見ての通りのエリ回であり、アプリ山470の総選挙を通じて彼女のアイドルへ賭ける気概が描かれました。
エリの人となりを改めて強調しているだけでなく筋立てもスッキリしており、エピソードとしては良回です。
一大イベントとあってこれだけで終わらず、予告込みで次への不穏を煽ってるのもポイントですね。
前回、前々回と出ずっぱりだったナイトが今回は全く出ないあたりも不気味です。

脚本は樋口達人さん。絵コンテの入好さとるさんは、鬼太郎で昔から名前を見る方です。
作監がなぜか3人もいますね。
 
 
 
★キャラなど個別総括
 
 
・ハル組
 
 エリを応援する立場ですが、特にこれといって大きなアクションは起こしていません。
 でも頑張るエリを見て、思わず自分まで真剣な表情になってしまうハルは印象的です。

 もちろん、投票はエリにしたことでしょう。でも、エリ以外のメンバーのコトどれくらい知ってるのかな。
 神楽坂いずみなら知ってるという程度で、あとはあんまり知らないんじゃないかと思われてなりません。
 上位メンバーと下位メンバーとの差はそれくらい大きいはずです。まして470人もいるのでは。

 戦闘ではカリキュモンの能力に翻弄され、ろくに実力を発揮できていません。
 このところ勇仁組にいいところを持っていかれっぱなしなので、そろそろ何かテコ入れが欲しいですね。

 ちなみに今回から彼とエリ、亜衣は夏服に変わっています。女性陣のノースリーブが眩しい。
 
 
 
・エリ

 ひょっとしたら、アイドル活動としては集大成にして本編最後になるかもしれない人。
 4クール目が大状況を受けての連続エピソードになれば、との条件はつきますが。

 9人ゴッドの実力を知っているので最初はちょっと自信なさげでしたが、奮起し直して1位を見据えてます。
 その後はアイドルへ一時専念し、虎次郎もたじろぐほどの気魄でアピールを続けました。
 コーチモンの時もそうでしたが、普段から鍛えてるだけあって体力と根性だけならアプリ山上位を狙えそうですね。
 TVでのアピールにおいては瓦割りも披露してます。いっぺん香澄真昼と対決させてみたいもの。

 一方で神楽坂いずみをはじめとする上位メンバーにはまだ人気・実力ともに遠く及ばないと熟知しており、
 その上でいつかは超えてみせると宣言しています。この発言は虎次郎が特に強い反応を示していました。
 やはり2位じゃだめなんですよ。1位になるくらいのつもりでやらないと10位にも入れないんですよ。ハイ。

 だからこそ、カリキュモンのしでかした不正を許すことはできなかったのでしょう。
 並みいる憧れを不正で押しのけて頂点に立つなどという暴挙は、自分自身の想いさえ汚すことになるからです。
 誰もが納得のゆく形で勝利をおさめられる実力がなければ、数字をいくら弄っても意味がないのです。

 これほど頑張れるのはファンのためですが、それ以上に大きな扱いとして母への想いがあります。
 かつては毎日働きづめで疲れがちな母のため、いろいろ心を砕いて暖かく迎えるようにしてたみたいですね。
 料理はちょっと苦手だったんじゃなかったっけ…と内心でツッコミが聞こえましたが、ひとまず放置。

 その後アイドルとなり、母をもっと笑顔にしたいと決意を表明するわけですが、もう少し俗っぽい話をしますと
 芸能界で1発当てることができれば母を楽にしてあげられる、という気持ちもあったのかもしれません。
 モデルと思われる現実のあのグループではメンバー毎にかなりの収入格差がある、という話も聞くのですけれど……
 あっちの業界もなかなか甘くないみたいですね。

 世知辛い話は放り出すとして。
 お母さんにとってはアイドルとして活躍するエリも良いけど、疲れて帰宅する自分を笑顔で迎えてくれていた
 かつてのエリの方が、ひょっとしたら嬉しかったのかもしれないと余計なことを考えています。
 恐らく、互いに会える時間はますます減ってしまっているはずですし……

 ところでお父さんはどこにいるんですかね。亡くなったなら仕方ないですけど……
 突然父親が出てきて、エリに迷いを突きつける…なんて展開もお約束のひとつとしてあるかもしれません。
 割に、アプモンにはその手のお約束が通用しないのですけど。どっちかというと悪い意味で。
 
 
 
・ドカモン

 常にエリを見守り全力でサポートする、いわば一人親衛隊。
 そのぶん彼女のことはよく理解しており、カリキュモンを真正面から糾弾していました。
 エリからの扱いは決して良いときばかりじゃないけど、それでも支え続ける姿はある意味ファンの鑑。

 ガッチモンには通用したカリキュモンの能力が、彼にはなぜかまるで効き目を示していません。
 エリのためならパワー値無限大と豪語してましたけど実際、誰かのために戦った方が力を出してますね。
 並として単体でのアプモン撃破数においては、なにげに味方トップではないでしょうか。
 
 あとアレですね。カリキュモンの能力を弾いたのはアレです。ファンとしての年季の違いってヤツでは。
 
 
 
・虎次郎

 エリの懇願を受け、自分の動画投稿と彼女とのコラボを承諾。アピール向上に一枚噛むこととなります。
 最初はかなり面白半分で無茶振りをしており、ジョロキアまん関連は明らかにイタズラ気分。
 ひーひー言ってるエリのリアクションを面白おかしく撮るのが狙いだったと言っていいでしょう。
 なかなかに人が悪い。エリがジョロキアまん10個を笑顔で完食したとき、唖然となったのも当然でしょう。

 ところが上げた動画が数分で50万再生を獲得したとあって、すっかり本気になってしまいます。
 「なぜそんなにまで頑張れるのか」とエリに訊くに至っては、もはや一人の求道者の顔でした。
 いずれにしても、今回のことで彼が抱くエリへのリスペクトはより大きなものになったみたいです。
 セリフからして、だいぶ前から一目も二目も置いてたのは間違いないですけれど。

 戦闘ではミュージモン共々特に何もしてません。ここは少し残念なところ。
 
 
 
・勇仁組

 もはや当たり前みたいにハル組にひっついてる勇仁ですが、なにげに亜衣とのツーショットも多め。
 戦闘では断ち切るリンクを駆使し、カリキュモンの能力を遮断するというアシストを行っています。
 
 
 
・亜衣

 ちょくちょく細かいところで出番を稼いでました。
 事件に絡めなくても、メインキャラと話題を共有できていればこういった恩恵が得られるわけです。
 ワトソン…君は今、どこでどうしている…?
 
 
 
・エレナとありす

 エリと総選挙へ向けての抱負を語り合う場面があり、横の繋がりが特に強い3人であることが改めてわかります。
 この3人でのユニットソングとか無いもんですかね。
 
 
 
・エリの母

 初登場。思ってた以上に若くて美人です。前髪と目もとがよく似てる。
 エリを養うために毎日身を粉にして働いていたらしく、いつも疲れた顔をしていました。
 いずみ達トップアイドルへの憧れと、この母親に笑顔になってほしいという願いがエリの原動力における二本柱です。
 幸いなことに母娘仲は良好な模様。こうなると、ますます父親の去就が気になりますね。
 
 
 
・神楽坂いずみ

 アプリ山470不動のセンターにして、パーフェクトアイドルとも言われる人物。
 エリにとっては雲の上の存在であると同時に、アイドルへの道を後押ししてくれた恩人でもありましたね。
 ついでに中の人の知名度も抜群です。

 アプリ山470の上位メンバーともなれば、いずれ劣らぬ人気と実力を備えたアイドルばかりのはず。
 その中にあってなお、エリをして「別格」と言わしめる存在感を放ち、TVのコメンテーター達からは
 中間発表の時点で「今回の1位も神楽坂で決まりでしょう」と太鼓判を押されるあたりから、
 彼女がどれほどの力を持っているかは推して知るべしといったところでしょう。

 一方、カリキュモンの不正でエリが1位になったときの反応は「花嵐エリ!? 誰!?」でした。
 これがすなわち、彼女と上位メンバーとの絶望的ともいえる差というわけなのです。
 「あぁ、ドッカンパンチの娘!」と言ってもらえただけでも健闘してるほうでしょう。

 あくまでも何の根拠もない予想ですけど、いずみはエリにとって今後最強の敵になるかもしれません。
 予想というよりは希望的観測かな……いずれにせよ、次以降の展開に注目ですね。
 
 
 
・総選挙上位10人

 画面で見る限り、アプリ山470の上位メンバーはこの10人みたいです。

  1位 神楽坂いずみ
  2位 扇町さくら
  3位 尾道ひかり
  4位 一宮こまき
  5位 筑紫みやこ
  6位 姫路うみ
  7位 八街(やちまた)いよ
  8位 祇園まいこ
  9位 相模原まいこ(みなこ)
 10位 東雲つばめ


 どうやら、名字は日本各地の地名から取っているようですね。
 神楽坂や姫路、祇園、相模原、東雲あたりは特にわかりやすいといえるでしょう。
 なぜか9位の相模原さんの名前が1回目と2回目で違ってますけど、どっちが本当なのかな?
 8位の祇園さんと区別する意味でも、やっぱり「相模原みなこ」が正しい名前ですかね。

 この中ではいずみを除くと、扇町さくらがトップに位置しています。
 恐らく、いずみの存在が無ければセンターを取れるぐらいの実力はあるんじゃないでしょうか。
 カリキュモンの不正のせいで最初は3位に甘んじていたのですが、エリが意外な顔をしてたところから
 2位が定位置だったとみてほぼ間違いないんじゃないかと思います。
 エリが結局何位になるのかは、まだわかっていません。エレナやありすはどの辺なんだろう?

 ところで「ひかり」だの「みやこ」だの、どっかで見たような名前が混じってるのは偶然? お遊び?
 
 
 
・カリキュモン

 今回の敵アプモン。計算機アプリを司る存在です。
 エリをアプリ山470の最推しに定めており、彼女のためにと総選挙の投票数を操作していました。
 結果としてエリが1位、しかも神楽坂いずみに大差をつけての獲得という異常事態に陥っています。

 これは当のエリをして「絶対におかしい」と言わせる状況でした。
 上位メンバーの実力を知っている彼女からすれば、過分な扱いにも限度というものがあるというわけです。
 ここから、このアプモンが数字しか見ていないことがわかるでしょう。

 加えてたいへん自己中心的であり、エリに不正をやめるよう言われて逆ギレし、最下位にしてやると宣います。
 どうやら評価基準が0か1しか無いみたいですね。なんだか笑えなくなってきたぞ。
 パワー値を改竄するという小賢しい技を駆使していましたが、ドカモンの前には無力でした。年季の差です。
 別にLウィルスにやられてたわけじゃないみたいですけど、それだけに厄介な手合いかもしれません。

 中の人は粕谷雄太さん。デジモンワールドnextOrderでは、藤田咲さんと並んで主人公を演じた方です。
 また二代目アンドロメダ瞬でもあります。そういえば妙に少年っぽい喋りだった気が。
 
 
 
・巻き込まれおじさん

 毎度アプモンの被害に巻き込まれる人。
 しかし今回はエリがジョロキアまんを笑顔で食べる動画を見て、たまたま持ってた同じものにパクつき悶絶してます。
 つまりアプモン事件ではなくエリに巻き込まれた形なのですが、もともと好きで買ったのなら自己責任ですね。
 あと、文句はエリじゃなくて完食不可能だなんて言われるもんを作った製造元に言ってください。
 
 
 
★次回予告

 あれ、まだ引っ張るの? と思ったら急展開への仕込みだったみたいですね。
 やっとのことでカリスモンが動くようだし、その意味でも楽しみにさせてもらいましょう。