高校生CEO! 雲龍寺ナイトあらわる!
★あらすじ
単身ディープウェブへ挑み続け、遂に弟・はじめの手掛かりと思しき情報をつかんだ桂レイ。
しかしそこにはじめの情報はなく、代わりに映っていたのは名前不明瞭な謎のアプモンの映像でした。
このアプモンが全ての鍵を握っているのかもしれない──新たな道標がハル達の前に現れたのです。
そのすぐ後、Lコープでは唐突なCEO交代劇が起こっていました。
トップの座を追われた前社長の責務を継いだのは、まだ高校生の運龍寺ナイト。
派手なパフォーマンスと甘いマスクに、世間の目はすっかり彼へ釘付けとなってゆきます。
しかし、ナイトには裏の顔がありました。そう、リヴァイアサンの手の者としての顔が。
そして彼の部下である四人の極アプモン、アルティメット4。
ブートモンの謎をめぐり、新たな戦いが始まろうとしていました。
★全体印象
33話です。
レイが久しぶりに本格登場し、縦軸のカギを握ると思しきブートモンの情報をつかんできたり
ラスボスに最も近い男と思われる雲龍寺ナイトが登場、噂のアルティメット4も顔見せするなど
いろいろと仕込みがなされた回といえます。
事がLコープ絡みということで、エレナとありすがこれまた久々に再登場したりもしてます。
とはいえ割と仕込みに専念していて、戦闘はレイ絡みの前半のみ。ハル達は特に何もしてなかったりします。
さっそくアルティメット4の誰かが糸を引いて騒ぎを起こし、アプリドライヴァー達の力を見る……
ぐらいの展開はあるかと思ってたんですが、本当に出てきただけで終わってました。
ナイトのパフォーマンスはド派手なうえに妙に動いてましたけど、別に嬉しくはありません。
脚本は平見瞠さん。作監の信実さんをはじめ、作画陣もけっこうな人数がいます。
★キャラなど個別総括
・ハル組
そういや「健作」ってネットスラングがあったなぁ、とボンヤリ思い出してみたり。
基本的に見てるだけだからか、ガッチモンがやたらと検索検索言いまくってた印象があります。
ハルは何か思い出したみたいにレイのことを気にかけてましたけど、本当に唐突なので取ってつけた感が凄い。
一応ガッチモンが毎日行方を追ってはいるようなのですが、あの二人がそうそう手掛かりを残すはずもなく。
そりゃアテもないのにやたら動き回るわけにはいかんでしょうけど、もう少しこうどーにかならんかったのでしょうか。
あとハル君、あんたハートマーク出しすぎ。
・エリ組
秘密基地にいないと思ったらエレナ、ありすと一緒にCEOへ花を渡してました。
こういう役だったらむしろ神楽坂いずみの出番だと思うんですけど、スケジュールが合わなかったんですかね。
ああ、やんわり辞退したのかな。あの前CEOがどういう人物か知ってるかもしれないし。
閑話休題。
ナイトのハデすぎるパフォーマンスは、どうやらエリのセンスと合わなかったようです。ちょっと引いてました。
むしろ居合わせた中ではマトモな感性をしてる方ではないかと思わないでもありませんが。
・虎次郎組
終始にわたってハル、勇仁と一緒に行動してました。特に変わったことはしていません。
・勇仁組
勇仁は今回がレイとの初対面です。当然ながら、ハルから話は聞いていたようですけど。
そして、レイにはやはり警戒されているようです。疑惑に値する何かを掴んでいるのでしょう。
それが何かはまだハッキリしないし、まだ確証を得てはいないのかもしれないけど。
・レイ
本格登場は総集編を除外した場合、なんとほぼ2ヶ月ぶり。顔出しからさえ1ヶ月以上経ってます。
行方不明になってるわけでもないのに、この扱いは悪い意味で破格ですね。完全に勇仁組推しの皺寄せを食らってる。
並行して描くとか、2回に1回顔だけでも出すとか、もっとこうやりようは無かったんでしょーか……
ハル達とは連絡を絶っており、どこにいるかさえわからなかったそうです。
その間何をしていたかと言えば、ひたすらディープウェブに潜り続けていたようですね。や、やっぱりか……
しかも門を通る時には、ダンテモンに差し入れまでしてました。優しいな、あんた。
あまりに孤軍奮闘すぎて、ちと泣けてきました。
とはいえディープウェブでの件を思い出してみると、彼にとっては単独のほうがまだ動きやすいのでしょう。
ハル達はよろしくない意味でド素人だし、連れてっても陽動作戦以外のことはできそうにありません。
そのうえ今回のように、ヤバくなったらさっさと逃走するという選択肢が取りづらくなってしまいかねない。
隠密行動ではなく、強行手段が必要なときはまた別でしょうけどね。
あと一応レイとしては、アプモン事件の鎮圧をハルたちに任せてる側面はあるのかもしれません。
ハル達の活動があるからこそ、レイも余計な邪魔や雑念に悩むことなく自分の目的に専念できるのでしょうから。
素っ気なく見えても、なんだかんだでハル達を頼りにしてるのだと思います。
たぶん。
・ハックモン
レイを的確にサポートし、ディープウェブからの重要人物情報抜き出しを成功に導きました。
重要情報を守る分厚いセキュリティも、彼の前では決して難攻不落などではないようです。
ヤバい状況になったのもハックモン自身のせいではないので、彼の能力に疑問符をつけるほどではありません。
むしろ、予想以上に早く復旧したセキュリティの方を褒めるべきでしょう。
戦闘ではこれまた久しぶりにリバイブモンへ進化し、警備のピーポモンたちごと情報管理タワーをブッ壊してました。
彼ら自身は手に入れたデータを無辜の人々へ向けて悪用しないでしょうけど、これ絶対他にも洩れてますよね……
勢いあまってやっちゃったのかもしれないけど、割とシャレになってないような。
ひと仕事終えたあとは、亜衣にガッチモナカを振舞われかけますが食い損ねるという憂き目に遭っていたりします。
その際、無言でヘコむ後ろ姿には妙な哀愁が漂っていました。珍しいギャグ風リアクションです。
つうかガッチモン、今回一番働いてるのは彼なんだから食わせてやろうや……
・亜衣
顔出ししてきたレイが帰ろうとしたところへ鉢合わせのように現れ、菓子と飲み物を勧めていました。
その際のレイの反応が何か今後の接点を匂わすフラグのようにも見えましたが、気のせいかもしれません。
レイによると、どうも樫木書店のセキュリティは地下室含めガバガバみたいです。大丈夫かな。
・エレナとありす
久しぶりに登場。エリと一緒にLコープ前CEOへ花を贈呈していました。
前CEOとはエリと同様に初対面だったようで、そのあまりに傲慢な態度に幻滅しまくっています。
逆にナイトへは2人揃って黄色い声を上げており、エリの反応と好対照を描いていました。
ちなみに、ナイトのパフォーマンスはドカモンにも受けが良かったようです。
・梅松竹男前CEO
70歳。読んで字のごとく、Lコープの前CEOです。それにしてもテキトーな名前だ。
以前にもチラッと登場してましたが、そのときはミエーヌモンのお茶汲みだったような。
世間的には一代にしてLコープ帝国をつくりあげた偉大な創業者、ということになっていますが、
実際にはリヴァイアサンの言う通りに動いていただけで、彼自身の才覚で成し遂げたことではありません。
むしろリヴァイアサンと会うまでは鳴かず飛ばずだったので、能力にはかなり疑問符がつきます。
というか、リヴァイアサンが人間社会で動きやすくなるための傀儡として選んだ人物なのでしょうね。
その「傀儡」となすための条件として目をつけられたのが「愚鈍さ」ではないかと思ってしまうくらいアレな人です。
仮にも自社お抱えアイドルのアプリ山470にパワハラ丸出しな発言をするどころか、グループ名さえちゃんと憶えてない。
ミエーヌモンがいなくなって気が大きくなってたであろうことを差し引いても、看過できない愚昧ぶりです。
お茶汲みさせられて気の毒、なんて思ってた人も今回で掌を返したことでしょう。なんせ擁護のしようがない。
結局、リヴァイアサンにとってはLコープを大きくするまでの踏み台でしかなかったのでしょうね。
これから求められるのは自身への忠実さはそのままに、より若くより有能でより人心を掌握できる人物というわけです。
もはや年老い、人望もないであろう竹男に用はないということなのでしょうね。
困ったことに、ソレ自体はむしろ正しい判断に見えてしまうのですが。
ところでこの人、なんか孫正義社長に似てるような……
・雲龍寺ナイト
解任された梅松に代わり、LコープCEOに就任した少年。ハル達の少し上、高校生だそうです。
スラリとした長身に整った顔、美声、人懐っこい笑顔と、絵に描いたようなイケメン。
派手なパフォーマンスを好んで用い、お披露目ではなんと宇宙からダイビングして登場しました。
現れた途端に世のご婦人方はおろか、アプリドライヴァー達までトリコにしています。
レイはともかく、エリもちょっと引いてましたけど。
しかしてその実態はリヴァイアサンの指令をより確実に、積極的に実行するためのエージェントです。
ですが悪巧みの歳にもほとんど表情の質が変わらず、これからの世界にワクワクているようでした。
善悪や倫理観という基準を持っていないのかもしれません。本当に人間かさえも怪しい。目の色も変だし。
そもそも、今までどこにいたのでしょう?
しかしながら、今のところは竹男以上にリヴァイアサンの傀儡に見えます。意志が感じられない。
リヴァイアサンをも従えようとたくらむ野心家、って感じでもないし……
このままの印象で終わるなら、かなり勿体ないキャラになるかもしれません。
中の人は島崎信長さん。爽やか系のイケメンに定評がある方です。
ガンダムファンには「鉄血のオルフェンズ」におけるイオク・クジャン役が記憶に新しいところでしょう。
あっちは爽やかというより暑苦しいタイプでしたけど。
・アルティメット4
まだシルエットで喋ってもいませんが、いきなり全員出てきました。
出るぞというアナウンスが3月くらいだったので、これでも遅すぎるくらいなのですが。
でもハドラー親衛騎団みたく、せめて一人ぐらい顔出ししてからでも良かったのではと思われてなりません。
それだとさらに遅くなってしまうのですけど。
で、この顔ぶれにピンと来た向きも多いものと思われます。
後述のブートモンといい、今後の展開が少しばかり見えてきたかも。
・秘書
ナイトの美人秘書さん。何かやたらハイテンションです。そこが気に入られたのでしょーか?
というかなぜ眼鏡を取る。眼鏡は美人秘書の武器だというのに!
・ブートモン
レイ組が持ち帰った映像情報の中に映っていた謎のアプモン。
どうやら今、このアプモンをリヴァイアサン側が血眼になって探しているようです。
リヴァイアサンでも捕捉しきれないとは、ただ者じゃありませんね。
てゆーかゲーム版の主役アプモンですけど。
とまあ、通り一遍の羅列はここまで。
結論から言って、このアプモンこそがはじめだと思います。
25話くらいの情報が確かなら、あの子は全く別のものに変えられている可能性が大なのですし。
ブート=起動から「はじめ」という名前も連想できますしね。
ナイトも何か関係あるのかもしれないけど。
そして、このアプモンをリヴァイアサンが探しているのだとしたら……
ええそうですね。やはりオフモン周りも仕組まれてるんでしょうね。それはもうすごい高確率で。
いやでも待てよ、別の可能性も……いや、今の段階で過剰なコメントは避けます。
・巻き込まれおじさん
毎度アプモンの被害に巻き込まれる人。
今回は新CEOに沸く人々の間にいました。別に巻き込まれてません。
★次回予告
アルティメット4が猛攻をかけてくる、というわけでもないようです。
いろんな意味でそう簡単に退場させるわけにはいかない相手ですから、かなり引っ張りそう。