アプリドライヴDUO! オフモンあらわる
★あらすじ
新たにアプリドライヴァーとなった勇仁と、そのバディアプモンであるオフモン。
樫木書店の秘密基地で顔合わせが行われるのですが、些細な一言でオフモンが飛び出してしまい
ハル達はあわてて探しに出ます。オフモンは非常に怖がりで後ろ向きな性格なのです。
追った先に待っていたのは、またもアプモン事件でした。
マッスルモンがトレーニングアプリを暴走させ、人々に過酷な筋トレを強いていたのです。
とはいえ、アプリドライヴDUOの力も借りてパワーアップしたガッチモンたちの敵ではなく
勝負はあっさりとつきます。オフモンも合流し、一件落着。
顛末のあと、勇仁はアプリドライヴDUOにこめた願いを語りました。
命に替えても守りたい友人はいるか──彼に投げかけられた質問です。
勇仁はこの質問に「Yes」と答えたのでした。他ならぬ親友ハルのために。
しかし、勇仁の周囲には何やら不穏な気配が。いいえ、ずっと前からそうだったのです。
ハル達も、もしかしたら勇仁自身もそのことに気付いてはいないのかもしれません。
★全体印象
28話です。
ハル達と新規加入である勇仁組の顔合わせが行われ、彼がアプリドライヴァーになった経緯と
そこに込められたいろんな意味で重い願いが語られました。
内容としてはそこに集中しており、細かい見どころはあまり多くありません。
というか大半がネタまみれで、肝心なことがぼかされてる気がしてならないんですね。
勇仁がもろもろ手に入れた時点から、あの場に来るまでの流れがダイジェストで済まされてますし
何か大変モヤモヤします。何かを隠してるのか単に描く気が無いのか、判断がつかないので余計に。
そもそもなぜ勇仁がそこまでしてハルを守ろうと考えてるのか、そのへんがどうも弱いんですよね。
過去の経緯が描かれてないわけじゃないのですけど、いくらなんでもアレだけでは……
命を救われたとか、そんくらいの恩義があるならまた別なのですが。
今回の敵は並アプモンのみで、戦闘もパワーアップしたとはいえアプ合体さえ行われず一斉攻撃で終了。
またか、という感想を抱かざるを得ません。マッスルモン自体は目立ってましたけど、アレじゃなぁ…
もう3クール目だというのに敵の平均レベルが上がらないというのは、どうにもこうにも。
でありつつ並相手にやたら超化してボコる流れも一時期にあったし、何が何やらよくわかりません。
脚本は前回に続いての加藤陽一さん。
この方が書くとギャグ分が多めになるのですが、そのぶん情報量も減るきらいもあると感じますね。
作画はところどころかなり気合が入ってましたけど、実際の戦闘は恐ろしく短かったりします。
★キャラなど個別総括
・ハル組
概ね勇仁の聞き役で、彼らのみの見せ場みたいなものは特にありません。
ハルは勇仁の参戦を喜んでいましたが、端からみるとなかなかにシンドい関係です。
勇仁のほうはどうやら自覚があるみたいですけど、ハルの方はどうなのでしょう。
ディープウェブについては「行きたいけど今はムリだなー、どうすっかなー」
と手をこまねいてる状態のようです。「とりあえず、何か考えなきゃいけないなー」って状態ですね。
あんまり悠長に構えてるヒマはない気がするのですけれど……
グローブモンでも勝てない相手が他にもゴロゴロしてそうな以上、迂闊に動けないのはわかるんですが
いまひとつ危機感を抱いてるように見えないのは……
・エリ組&虎次郎組
こっちも聞き役及びリアクション担当で、ソレ自体は笑えるときもありますが見せ場は少ないです。
亜衣とオフモンのやり取りの後に、設備破壊で現れた通路を見て「探検だー♪」とはしゃぐ虎次郎は
微妙に空気を読めてない気がしますね。もともと読まない性分ではあるけど。
・勇仁
頼りになると見せかけて実はあんまり深く考えてないだけな可能性が出てきた人。
オフモンに噛まれながらドヤ顔を見せるあたりで、割と芸風は確立したように感じましたけれど。
彼のハルへ懸ける想いは、自分の命と天秤にかけられるほどのものでした。
ですが上にも書いた通り、それほどまでの気持ちをハルに感じている根拠が弱いというのもあって
言葉の重さだけが一人歩きし、本質は軽く見えるという割にヤバい状態になってると思います。
そのあたりも全部仕込みだというのなら、また違ってくるのですけど。
でもって、ますます謎が深まりました。彼を通じて、リヴァイアサンに何かが漏洩してそう。
問題はなぜあんな状態になったか、ですね。
携えるアプリドライヴDUOは、話を聞くかぎりミネルヴァが用意した新型といったところでしょうか。
しかし形にどうも禍々しさを感じるので、そうと断定するのは早いかもしれません。
ドライヴァーの生体情報を注入することでパワーが1.5倍になるため、重宝はするようですが。
・オフモン
些細なことを気にしてすぐに夕陽へ向かって走り出す、だいぶめんどくさい性格のアプモン。
割と対人恐怖症?の傾向があり、ストレスのあまりにリバースしかけた場面もあります。
恐怖から逃れるために対象じゃなく何故か勇仁を噛む癖があるようですが、アゴの力はほとんど無い模様。
勇仁のところに来た経緯は、他の4人以上にわけがわからないものでした。仕掛人の趣味かな?
彼?が思いがけぬ遁走へ出たことが事件の早期発見につながってますが、それ自体に意味はありません。
同時に現れた隠し通路@秘密基地は今後への仕込みですかね。亜衣が何か調べてくれそうだし。
これで本当にただの通路だったら笑うしかないですが、さすがにそれは無いでしょう。たぶん。
戦闘では得意の断ち切るリンクフィールドでマッスルモンの活動を妨害したり、ねりねり弾で初撃を担うなど
サポートとしてよく働いています。問題はどのように進化するかですが……
・レイ組
ラスト手前、ハルと勇仁のやり取りを秘かに見ていました。
その厳しい表情からみて、どうやらレイは何かを掴んでそうですね。
これは「アイツから離れろ、アイツは危険だ」と口を出して逆に溝が深まってしまうパターン……?
そこを取り持つのも勇仁かもですが……
・亜衣
突如としてドSモードを発揮しました。
しかもオフモンに自らねりねり弾を呑み込ませ「よくできました♪」と褒めるオマケつき。
いや確かに秘密基地が吹っ飛ぶ可能性があったし、呑み込んだのは彼女が命じたことじゃないけど。
突然こんな側面を振られても正直そのなんだ……困ります。
好みにガッチモンする向きには歓迎できる要素かもしれないけど、いきなりすぎやしません?
・マッスルモン
今回の敵アプモン。トレーニングアプリを司りますが、コーチモンに進化したりはしない様子。
ウィルスに冒されて暴れてるのかそうじゃないのか、実はさっぱりわからない手合いだったりします。
そもそも少し前から、Lウィルス自体を見かけなくなってきてるような……
とにかくひたすら体を鍛えることが生き甲斐で、それ自体が目的になってるようなヤツです。
人々にも過酷なトレーニング内容を提示してました。または、そのムダな熱意がアプリに伝播したのでしょうか。
エリが言ってた通り普通にやめればいいだけの話なので、ホントは大した実害が出てなかったりするんですけど。
それでもついアプリに従ってしまうのが、現代人の悲しさだとミュージモンが言ってましたが……
いや普通やめるでしょ。
アプリドライヴァーたちとの対面では、ひたすらトレーニングしてパワーを上げようとしてましたが効果なし。
アプリドライヴDUOの効果を見て対抗心に燃え、さらにトレーニングしましたがやっぱり効果0。
とかなんとかやってる間に一斉攻撃でボコられ、事実上なんにもできないまんまチップ化しました。合掌。
これまでの敵アプモンでは最もグダグダなやられ方をした手合いでしょう。何がしたかったんだ。
出番の大半がギャグと寸劇で占められており、戦闘の超ショートカットを招いた原因でもあります。
作画についてはやたら気合が入ってましたけど、あんまり面白くはありませんでした。
・勇仁の母
初登場でいきなりヤバいというか、本筋に近そうな描写でインパクトを残した人。メガネがポイントです。
なぜか大空家には玄関に妙なスキャナーめいたものが仕掛けられていて、そこで勇仁から何か読んでました。
そして、彼女はどうもその内容を承知してるようなのです。これ、リヴァイアサンと繋がってるのでは…?
ということは、やはり勇仁も?
・巻き込まれおじさん
毎度アプモンの被害に巻き込まれる人。
今回は初めてハル達とかなり近いところに居合わせてましたが、それでも遠目でした。あのあたりが限界か。
相変わらずほぼ「NO----!」しか喋りません。
★名(迷)セリフ
「ああ…何なんだろうな」(勇仁)
初対面のハル達へ怯えたオフモンに頭をめっちゃ噛まれて、顔面をヨダレまみれにしながら。すっごいドヤ顔です。
「ははあ、さてはボケしかできないなオメー?」と確信した瞬間。
何となくそうじゃないかって思ってましたけどね。
「…命に替えても、おまえを守れる俺でいたいって…今は思ってる」(勇仁)
ラスト手前、アプリドライヴを得たときの願いをハルに語って。自分で言っていた通り、めっちゃ重いです。
同じような願いを口にしてた、ほむほむことかの暁美ほむらもビックリなレベルで重い。
付き合いの長いハルは受け入れてましたけど、そうじゃなかったら軽く引くレベルです。
というか勇仁って今さらですけど、割にハルしか見てませんよね。本当に今さらですけど。
★次回予告
オフモンに嫉妬?したガッチモンが家出するようです。セイバーズだと6話くらいのお話が近いですね。
…6話か……