超巨大コメットモン襲来!?
扉をひらけ、ダンテモン!

★あらすじ

ついにセブンコードアプモンが揃い、そのチップがセブンコードパッドに集められました。
ところがダンテモンは現れず、門も開く気配がありません。門番と思しき像は剣もほろろな態度。

途方にくれるハル達の前に、周囲を巻き込みながら超巨大なコメットモンが現れます。
ワルダモンとの戦いで消耗したハル達には、もはや成す術がありません。
それでも何とかしようと決意を固めたとき、セブンコードパッドが光を放ちはじめました。
飛び出したセブンコードが合体を果たし、ついにダンテモンがその姿を現したのです。

巨体を活かした凄まじいパワーによって、コメットモンを見事下してみせたダンテモン。
そして、彼の手によりいよいよディープウェブへの扉が開かれます。
が、それを待ち構えていたかのようにリヴァイアサンの罠が働き、ダンテモンと門番像は
門を支えたまま石にされてしまいました。

それでもダンテモンの意志までは消えず、彼は自らに残った光を導きとして託してくれました。
役目を終えたロープレモンたちも合流し、ハル達はディープウェブへと突入してゆきます。
果たして、彼らを待ち構えるものは……?
 
 
 
★全体印象

24話です。
新展開への橋渡し役であるダンテモンがついに登場。これを機に舞台もディープウェブへと移行するので、
本シリーズのターニングポイントともいえる位置付けなエピソードです。

内容的にはほぼダンテモンの紹介に終始しており、そこ以外はあまり語れるところがありません。
コメットモンはほぼ無個性だし、バトルも割と一瞬で終わるので本当になんというか…どうしたらいいんだろ。
どうあってもギャグをぶちかましてくる展開は、もはや作風というより意地のようなものを感じます。

脚本は平見瞠さんです。最近あんまり加藤さんが書いてませんね。
 
 
 
★キャラなど個別印象
 
 
・ハル組/エリ組/虎次郎組/レイ組
 
 今回は全組が驚き役。激変する事態を前にワタワタしてることが多いです。
 コメットモンを前にレイが割と速攻で諦めたのには少々ズッコケましたが、まあ物理的には確かに無理ですな。
 しかし勇気と無謀は違うと言うものの、それを承知で立ち向かわなければいけない現実がある。
 ダンテモンは、そんな彼らの必死の想いに応えて現れたといえます。
 
 
 
・亜衣
 
 ちょっと久しぶりに登場。
 コメットモンの影響で現実世界に大混乱が巻き起こる中、恐らくハル達に想いを馳せていました。
 こうなると、ただ待つだけしかできません。彼女はこれからも、ひたすら待ち続けるのでしょうか。
 
 
 
・ダンテモン

 セブンコードアプモンを集めると現れる存在にして、ディープウェブへの門を司るアプモンです。
 グレードは本編を見るかぎり不明。ちょっと普通のアプモンの範疇には当て嵌まらない気がしますね。
 少なくとも普通のアプ合体では出てきそうにないし。

 というよりダンテモンとロープレモンたちは本来別の存在で、セブンコードとは即ちダンテモンそのものなのでしょう。
 何らかの影響で7つにバラされたか、または自らセブンコードとして脅威から離脱、ロープレモンたちに宿ったのか…
 リヴァイアサンが絡んでるのは間違いないでしょう。本人が全く語ってくれなかったので定かじゃないですけど。
 ミエーヌモンは門を通れるみたいなので、そもそも門自体がリヴァイアサンの影響下にあったと見るべきですか。

 体躯は下記のコメットモンと同じく他を遥かに圧するもので、ほとんど巨大ロボットです。
 「戸締用心」と記された背中の大剣といい、ゴツイ体型や装備といい、何かナイトモンを思い起こさせますね。
 顔はほとんどスタープラチナだけど。

 その戦闘力も外観に見合ったもので、コメットモンを内側からバラバラにしてしまうほどです。
 これだけの戦力がついてきたらリヴァイアサン的にも面倒だからなのか、あらすじ通り速攻で石に変えてしまいました。
 または今回の事態を予想し、ダンテモンが通ろうとしたら扉ごと動きを封じるようにしといたのでしょう。
 扉を開けるってことは誰かを通そうとしてる可能性が高いので、必ず扉の閉鎖を止めようとするはずだからです。
 結果として門は事実上の出入り自由となりましたが、リヴァイアサン的には次善というところなのかな。

 そんなダンテモンですが、外見にそぐわず性格はかなりお茶目でした。
 自分の歌(名前を連呼してるだけ)を繰り返しながら降りてきたり、カラオケが得意と宣ってレイを凍りつかせたり、
 性格とは関係ないけどなぜか門に表札があって大量にポスティングされていたり、ツッコミ所が満載です。
 あのあたり、彼がもともと門に常駐していた存在だという証拠にもなってはいるのですけれど。

 石にされてしまったものの普通に喋れるらしく、ハル達にアプモンセブンコードバンドを託しました。
 外見的に大きな変化は青色になったことで、アプモンの位置を教えるなど色々と役立つようです。
 やっぱり全く語ってはくれませんでしたけど、タイムモンと同じくミネルヴァと繋がりがあったわけですね。
 別に驚くには値しない事実ですが、これでセブンコードの噂を撒いたのもミネルヴァということで確定ですか。

 カタコト喋りといい、善良で朴訥なぶん頭の回転は早くなさそうな印象を受けます。
 バラバラになった経緯は不明ですけど、何らかの策略に引っ掛かった可能性は高そう。

 中の人は小山力也さん。洋画からアニメ、顔出しまでマルチにこなす俳優兼声優です。今やその地位は盤石。
 かつては「仮面ライダーBLACK RX」で霞のジョーを演じていたこともあります。
 このダンテモンは役柄的にちょっと珍しいかも。
 
 
 
・コメットモン

 彗星の名を持つ超巨大アプモン。天体観測系のデータを司るのでしょうが、そのぶんサイズも天文学的になってます。
 特別な技は披露しませんでしたが、その巨体と質量そのものが武器になり得ます。物理エネルギー万歳。データだけど。
 その大きさたるや、巨大なダンテモンをもひと呑みにするほど。デジモンまで通して見てもほとんど類がないサイズですね。

 これほどの巨大なアプモンが一体今までどこにいたのか謎なのですが、レビューモンたちは存在を知っていた模様。
 恐らく普段は「島」としてサーフェスウェブを漂っていますが、セブンコードアプモンを手に入れて門に近づく者があれば
 門ごと破壊してでも殲滅するようにリヴァイアサンから指令を受けていたのでしょう。
 その意味では、あの場面でハル達を消耗させたワルダモンは「戦術的」にかなり良い働きをしたことになります。
 コメットモンのことを知っているようには見えませんでしたが、実際はどうなのでしょうね。

 しかし結局はダンテモンに敵わず、内側からスイカみたいに割られて完全に消滅してしまいました。
 バイラモンに続き、明確に倒された描写が存在するアプモンということになります。
 バイラモンの方はコピーかもしれないけど。

 中の人は小林達也さん。どちらかといえば吹替えでの活躍が目立つ方のようです。
 知ってる範囲では「オズ めざせ! エメラルドの都」での臆病ライオン役なんてものも。
 
 
 
・レビューモン

 アプモン界の巻き込まれおじさんになってしまった方々。
 コメットモンに島を壊され、門の手前にまで落ちてきていました。
 その後の同行は不明ですが、恐らく散り散りになって逃げたものと思われます。
 
 
 
・巻き込まれおじさん

 樫木書店に登場。予約していた「テリーと魔法の本」新刊が届かないことで、嘆きの声をあげていました。
 この本ってハルも予約してたんじゃないでしょうか? 他人事ながら気が気ではありません。
 ここは勇仁か、亜衣の取り置きに期待するしか…… ワトソンは読むのかな、ああいうの。
 
 
 
★次回予告

 ディープウェブ篇スタート。
 と言いつつ、あっという間に叩き出されたりしたとしても不思議じゃありません。
 少なくとも聞こえてくる展開を聞く限り、行きっぱなしということはないような気がします。
 現実世界のほうから動きが寄ってくるというなら、話は別ですが。