起動! 人類アプリ化計画!
★あらすじ
突如として変貌し、チップ化したブートモンをウィルス化してしまう勇仁。
暴走状態になったブートモンにより神グレードのロックが解除され、天からデウスモンが現れます。
エリ、虎次郎、レイが立ち向かいますが、デウスモンの前に手も足も出せません。
これまでの事は全部ウソだったのかと、勇仁──YJ14に詰め寄るハル。
返ってきた答えは、全てが出会いから仕組まれていたという冷酷なものでした。
YJ14は電衛門の孫であるハルを監視するため、リヴァイアサンが送り込んだ存在だったのです。
ハルに近づいて信頼を勝ち取り、最も重要な場面へ居合わせることができるように。
デウスモンの力で場はARフィールドへと移り、その必殺技が表層を崩壊させてゆきます。
サイバー九龍にまで落ち込んだエリたちは力の差に膝を折りかけますが、レイとはじめの解析で
アルティメット4のチップを使えば神アプモンになれることが判明しました。
それぞれの決意を胸に、エリ、虎次郎、レイはデウスモンへ再び立ち向かってゆきます。
その頃、勇仁の正体を知ったハルはひとり放心状態で……
★全体印象
48話です。
勇仁──YJ14についての追加情報と、神アプモンの存在が明かされるお話。
YJ14の運用目的についてはだいたい思ってた通りですね。
シャットモンは一体どこまで承知していたのでしょう?
神グレードについてはなんとも唐突に明かされた感じですが、一番アレなのは
「神グレード!? 極が最終到達じゃなかったの!?」というリアクションが薄いことです。
やばい状況ってのを差し引いても普通に流されすぎていて、なんかこう……
ラストが押し迫る中とはいえ、その神アプモンにあっさりなる流れなのもアレですね。
ロック開放されたから解析してみたらなれましたー、じゃ有り難みがなさすぎです。
戦いに向けてのエリ、虎次郎、レイとはじめのやり取りは悪くないだけになんとも残念。
★キャラなど個別総括
・ハル
涙ながらに勇仁へ説得を試みるも、全く相手にされずにサイバー九龍に振り落とされてしまいます。
信頼のぶんだけ精神的ダメージが大きいはずなので、復帰にはまだしばらくかかりそう。
ですが本気で向かい合う覚悟をしない限り、勇仁を取り戻せる可能性はゼロのままです。
今まさに、彼は主人公としての最後の試練に立ち向かおうとしているのかもしれません。
ガッチモンはそんなハルに対し、どのような激励を投げるのでしょう。
ハルが勇仁と向き合えるようになるために、ここが一番大事な場面なのですが。
・エリ組
仲間とともにデウスモンへ戦いを挑むも、手も足も出ず。
エリは神アプモンのあまりの強さに絶望しかけていましたが、レイの情報で光明を得たことと
ドカモンの行動で気合を入れ直し、ビューティモンのチップを使って再戦を決意しています。
拳の王者に美の化身が合わさり、荒々しき神が目覚めようとしています。
…しかしわかってはいたことですが、アルティメット4が完全にアイテム扱いですね。
果たしてこれもリヴァイアサンの罠なのか、それともミネルヴァの賭けなのか。
・虎次郎組
経緯は概ねエリ組と同じ。
彼らなりのノリで消沈から立ち直り、再戦の決意を固めています。
娯楽の伝道師に偽装の道化師が合わさって生まれる神は、天空に渦巻く雲の王でしょう。
この二体からなんであんなのが出てくるのかさっぱりわかりませんけれど。
・レイ組
居合わせた中では、最も冷静に逆転への一手を模索していた人。
はじめと共に神アプモンのデータを解析し、進化への道筋を作っていました。
この兄弟がいなかったらいろいろ詰んでたでしょう。
戦えないヤツは放っておけとハルに冷徹な意見を吐いてましたが、これも彼なりの優しさかも。
ついさっきまで大切な友人だった存在と戦えるはずがない。ハルの気持ちは彼にも理解できたはずです。
はじめを取り戻したばかりとなれば、なおさらのことでしょうね。
ハックモンはこの土壇場で「どこまでも一緒だ(大意)」とバディ宣言を新たにしています。
利害の一致で結びついた二人ですが、今はもう互いに無くてはならない存在。
再生の龍が稀代の医術師と結びついたとき、死をも超える可能性を秘めた神が姿を現すことでしょう。
・はじめ
居残り組。オペレーターとして外部からドライヴァーたちを支える役どころです。
別れ際にレイとかわすやり取りは、今回のハイライトのひとつ。
卵焼きが大きなキーワードでしたね。いっぺん大門ママに弟子入りしてはいかがでしょう。
ブートモンがああなってしまった以上、彼の現場参戦は非常に難しくなりました。
可能だとしてもレイが止めそうですが。
・勇仁
ただひたすら無機的に、淡々とハルの信頼を得るために近づいたことを明かしています。
ボディはハルの成長に合わせ、少しずつ大きなものを用意していたようですね。
「鉄腕アトム」の「溶鉱炉の怪人の巻」みたいな設定。
五年生ぐらいのボディからしか無いってことは、赤ん坊のときの写真が無いってことですね。
そこらへんも伏線に入れられてたらよかったんですが。
ポイントは、すべての言動をYJ-14として行なっていることです。
「勇仁」としては一切しゃべってません。涙を流したときでさえもそうでした。
涙はプログラム通りのものと言ってましたが、果たして本当にそうなのかどうか。
「勇仁」としての彼が全てを知っているのか、それとも何も知らないのか。
そこで随分変わってきそうですけど…予告を見る限り、前者って気もしてきたなぁ。
ただ、そんな中に予期せぬ何かが生まれて…という展開もありそうではあります。
ところでその新コスチュームとマントはだいぶどうかと思いますよ。
・シャットモン
…で、結局キミどこまで承知してたの?
・ブートモン
YJ-14によって暴走し、神アプモンのグレードを解除してしまいました。
ラストシーンから見て、以後はシャットモン共々リブートモンとして運用されそうです。
・デウスモン
神グレード解除に使われた天空の謎の門から現れし、正体不明の神アプモン。
自らを全能の存在と嘯き、圧倒的なパワーで周囲をARフィールドへ引っ張り込んだ上に
表層ごと崩壊させるという、常軌を逸した力を見せつけました。
小技の雷撃だけでも、極アプモンにすらかなりのダメージを与えてきます。
明確な意思があるようなのですが、なぜこんなのが存在してるのかよくわかりません。
リヴァイアサンの計画においては、必要に応じての徹底破壊と邪魔者の排除を担っていそうですが
他にも役割はあるのでしょうか。例えば、他の神アプモンを出現させるための呼び水とか……
であるなら、まさにドライヴァーたちの出逢いそのものが仕組まれてたことになるのですけど。
中の人はおなじみの大友龍三郎さん。ヴァンデモン、ケルビモンら歴代ボスキャラ役をつとめた方です。
この状況でこの方を投入とは、狙ったんですかね。
★次回予告
神アプモンがゾロゾロと登場。画面が金ピカでえらいことになってます。
まだ話数があるし、ハルが立ち直るまでかなり引っ張りそう。
ここはさすがに少しは引っ張ってもらわないと困りますけど。