旅は道連れ!? トリップモンの恐怖トリップ

★あらすじ

最近頑張っているということで、旅行つきの休暇をもらったエリ。
彼女の頼みでハル達も誘ってもらい、アプリドライヴァーたちだけの旅行が始まります。
皆がウキウキ気分の中、なぜかオフモンだけが浮かない顔をしていました。
バディであるはずの勇仁が再三取りなそうとしますが、逆に距離を開けられてしまいます。

逃げるようにして姿を消したオフモンを探すハル達の前に、なんとARフィールドが展開します。
そこにはLウィルスに冒されたトリップモンが。こいつが旅行の行き先を勝手に変更していたのです。
全てはサテラモンの策略でした。オフモンが単独になるときを待っていたのです。
ハル達も戦いで消耗してしまい、駆けつけたは良いものの手が出せません。

大ピンチのさなか、オフモンが突如謎のチップに変化を遂げます。
それを勇仁がアプリアライズさせると、なんと極アプモンであるシャットモンが姿を現しました。
圧倒的スピードに追い詰められたサテラモンは不利と判断し、早々に退散。
ところが危機を逃れたと思った瞬間、シャットモンの刃が今度はアプリドライヴァーたちに向けられ…
 
 
 
★全体印象

31話です。
オフモンの極形態であるシャットモンが、登場5話めにしてようやく姿を見せました。
旅行は予想通り罠で、そこへサテラモンが絡んでくる形。トリップモンは状況作りのためだけの登場です。
旅館ではお約束気味に軽いサービスシーンもありましたが、予告以上のものではありません。

新キャラが戦闘形態をお披露目するという内容だけ見れば、29話くらいに持ってきてもおかしくない感じです。
というか、なんで間に閑話を2つも挟んだんでしょうか。確かシャットモンの販促期間だったはずなのに。
ひょっとして、シャットモンの3Dモデル完成が遅れたんでしょうかね? いや、まさかなぁ……

てなわけで久々に極アプモン同士のバトルが見られたのですが、相変わらず短いです。
トリップモン戦はのっけから極を出してほぼ必殺技ぶっぱで終わりですし、シャットモンは逆に通常戦闘のみで
必殺技のひとつも出してはいません。これでサテラモンが退場したらどうしようかと思ったほどです。
アプモンのことだし、次回で退場してもおかしくはないけど……

脚本は野村祐一さん。演出にはアイカツの木村隆一さんの名前が確認できます。
スタッフだけ見ると到底デジモン系譜には見えませんね。前から割とそうだけど。
 
 
 
★キャラなど個別総括
 
 
・ハル組
 
 ハルの方から勇仁を気にかける描写がありましたが、勇仁が自分で解決しようとしてたので特に何もしてません。
 戦闘でも実はグローブモンだけ何もしてなかったりします。なんのために進化したんや……
 
 
 
・エリ組

 ご褒美を仲間にも分け与えるという懐の広いところを見せたものの、まんまと敵に便乗されてしまった方々。
 エリはお風呂シーンでサービスを披露した他、迷信深い側面も久々にのぞかせていました。
 今後もホイホイ引っ掛かってしまいそうで心配ですね。少なくともあのメンバーでは一番お金を持ってそうですが。

 戦闘ではこれまた久々にオウジャモンが登場してますが、ほぼ必殺技を撃って終わり。
 というか出番の大半がバンク映像です。
 
 
 
・虎次郎組

 旅行が途中から名所巡りという名の強行軍に変わった中、割とノリノリだった方々。
 とはいえ、特にこれといって印象深いことはしてません。
 戦闘ではエンタモンを出したものの、ほぼオウジャモンと同じ扱いです。
 
 
 
・レイ組

 今回も出番なし。
 ハブられたのではなく連絡がつかなかったか、または拒否られたか……
 単純に勇仁組との接触を遅らせてるのでしょうけど。本人たちの意志はどうあれ、シナリオ的に。
 
 
 
・勇仁

 いつも以上に頑なオフモンに手を焼いてました。シャットモンのことは彼もあずかり知らぬ件だった模様。
 割とひとりで何とかしようとするタイプなので、今回はあまりハル以外と絡めてません。
 とりわけ虎次郎との絡みが少ないのは気になりますね。二人っきりのときどんな会話をするか想像がつかん。
 このあたりの見えない距離は、狙って演出してることなんでしょうかね。

 戦闘ではシャットモンのチップを使い、二度にわたって苦境を引っくり返すキーマンとなりました。
 しかし、直後にバディの意外な側面を垣間みることになります。
 
 
 
・オフモン→シャットモン

 噛みつき谷の伝説を自分自身に重ねてしまったのか、普段以上に他メンバーと距離を置いていました。
 勇仁が取りなしても効果が薄く、相当の重症であることがわかります。
 あげく飛び出した先で大ピンチに巻き込まれるのですが、このパターン前にも見たな……

 戦闘では孤立したところをサテラモンにえんえん追い回され、仲間が来たと思ったら当てにならず
 結局勇仁と2人だけで事態を打開しなければならなくなります。
 その関係で遂にタガが外れたのか、シャットモンとしての姿を見せるに至りました。
 なぜ極にまでなれるようになっていたのかは謎です。今後で明かされると良いのですが。

 シャットモンはスピードとハサミ状ブレードによる斬撃が持ち味で、近接戦闘を最も得意とするタイプ。
 武器の取り回しが悪いサテラモンにとっては相性最悪の相手でしょうね。
 でも、今はまだその力を制御できないようです。次回にみんなで何とかするみたいですが…どうやって?
 
 
 
・トリップモン

 旅行アプリのアプモン。
 ゲームにおいては戦闘要員として以上に、マップ要員として不可欠な存在でした。
 会話と両立できない仕様だったので、いまいち使い勝手は悪かったのですけれど……

 本編ではLウィルスに感染した状態でエリのスマホに潜み、行き先を勝手に変更してしまいます。
 さらにオフモンの後を追うハル達の前に立ちはだかり、時間稼ぎと戦力消耗を狙いました。
 ほぼサテラモンの指示通りに動いているといって良いですね。
 やはり、リヴァイアサンから同志だと認可されているアプモンなら命令できるのでしょう。

 結果、うっかり3人同時に極を出してしまったハル達はサテラモン戦に貢献できなくなってしまいます。
 特にグローブモンは上に書いた通り、ハルを庇うぐらいのことしかさせてもらえてません。
 誰か一組だけ残って、他がオフモンの救援に行くという選択肢は無かったのでしょうか……

 中の人は新祐樹さん。名字は「しん」と読みます。
 守備範囲で「あぁ、この役か」と連想できるのは「ヘボット!」のモエルあたりでしょうか。
 こっちの役では抑えたトーンで喋っており、結構なイケボです。
 
 
 
・サテラモン

 オフモンが孤立したところを狙い、目視で直接叩こうと追い回していました。
 あの「断ち切るリンク」がある限り、得意の遠距離射撃が封じられたも同然な彼にとってみれば
 オフモンを真っ先に、かつ確実に始末することがどうしても必要だったのでしょう。

 しかし蓋を開けてみれば素早いとは言い難いオフモンに対してまるで当てられておらず、
 想定内とはいえハル達の到着を許し、あげくシャットモンの登場という事態を招いてしまっています。
 もしかしてこいつ、システムが無いと射撃が下手なんじゃないでしょうか……
 そうでなくても遊んでたよーにしか見えないので、こんだけ有利な状況で何やってんだって印象ですけれど。

 あとアレコレ準備してたっぽい割に、作戦そのものもだいぶザルですね。
 オフモンが単独行動しがちなのは調べていたとしても、もし独りにならなかったらどうする気だったのでしょう。
 それにぶっちゃけ、そーゆー作戦なら27話ラストの段階ですぐに仕掛ければ良かったのでは……
 慎重な性格みたいなので、念には念を入れたのかもしれませんけど。
 
 
 
・柿崎マネージャー

 エリに旅行のプレゼントを贈った人。かつ、旅行における保護者役になる予定だった人。
 が、別件で現地集合となったので彼女だけが本来の予定地に赴き、待ちぼうけを食らう破目に陥ってます。
 彼女もですがエリも気の毒ですね。本来の予定を取り戻せるんでしょうか……
 
 
 
・噛みつき谷

 人間に恨みを持って死んだ狼たちの怨念が祀られているという、おどろおどろしい伝説の残る場所。
 環境そのものは緑豊かで景色も悪くないのですが、旅行地としては人気がないみたいですね。
 たぶん上述の縁起でもない言い伝えと、それを前面に押し出しすぎた観光政策?のせいでしょう。
 そのせいか、ハル達以外の客が全くいませんでした。だからこそサテラモンの計画に利用されたのでしょう。

 旅館の女将は商魂たくましく、せっかくの客だからとばかりに妖しげなお祓いグッズを売りつけまくってました。
 迷信深いエリはかなり気前よく購入してましたが、他メンバーはドン引きしています。
 人気がない理由がわかる一幕ですね。
 
 
 
★次回予告

 オフモンがシャットモンとしての力を制御できる、かどうかはわからないけどそれを目指すお話。
 話がちゃんと動くのは次々回くらいからですかね……