仮装のキミをうぃただきます!
キャメラモンのハロウィンスキャンダル!

★あらすじ

今日はハロウィン。お菓子がもらえるということで、ガッチモンは大はしゃぎです。
しかし、ハルは人工知能について勉強中。待ち切れないガッチモンは、ひとりで街へ出かけてしまいました。

その間隙を狙うように、ハルのもとへキャメラモンの脅迫メッセージが。ガッチモンを捕らえたというのです。
呼び出されるハルでしたが、反応を見極めて映像のガッチモンがニセ者であることを看破。
ならばとキャメラモンはハルの写真を街中にばらまき、ハロウィンキャンペーンにかこつけて
人々にハルを捕まえさせようとします。逃げても、街の監視カメラや一般のスマホ等を通して位置が筒抜け。
なんとかガッチモンと合流したハルは、そのままARフィールドに突入してようやくキャメラモンと対峙しました。

ところが、キャメラモンがなんとアプ合体。スコープモンとなって襲いかかってきました。
ハルたちもなんとかアプ合体を成功させるのですが、スコープモンは姿を隠して遠距離から攻撃してきました。
監視カメラで居場所を把握した対象なら、どこであろうと正確に狙い撃つことができるのです。

これに対抗すべく、ハルの入力したキーワードをもとにドガッチモンが初の超検索を発動。
監視カメラの死角をすべて把握してスコープモンに肉薄し、ドガッチバスターで一発逆転を決めます。
しかし、スコープモンのチップは見えない何者かに回収されてしまいました。

多くの謎を残しながらも、苦しい局面を乗り切ったハル達。
ようやく穏やかな祭りを取り戻した街で、二人は仲良くガッチモナカを食するのでした。
 
 
 
★全体印象

4話です。
1話から出ていたキャメラモンとの直接対決と、その顛末が描かれました。
もうちょっと引っ張るかと思ったんですけど、意外にあっさりと倒されてしまいましたね。
その代わり、チップは回収されたので彼が知ってるであろう諸々だけは先送り状態になっていますけれど。
今いろいろゲロられるわけにはいかない、ってことなんでしょうね。

流れとしてはハロウィンという時事ネタを活かしてハルとガッチモンを比較的無理なく引き離したうえで
二人の微妙なすれ違いと関係性の再確認をこなし、且つ大量のカメラが稼動状態であるという状況を作って
キャメラモンの能力を最大限に発揮させ、ハルを追い詰めるというもので、よく考えられてます。
放映時期とキャメラモンの登板時期が重なったことをうまく利用した感じでしょうか。
放映時期が決まってから、ハロウィンネタに使えるということでキャメラモンを中ボス一番手にした、
とも考えられますね。

スコープモンと同格の超アプモンが複数いることや胡散臭い黒服、キャメラモンにアプ合体を施したのは誰かなど
今後につながる布石も着々と打たれており、次回のエリ登場へ向けての基礎作りがしっかり成された印象です。
このぶんなら以後のお話にも期待できそう。

脚本は前回に続いて樋口達人さん。加藤さんがタイムボカン24もやってるので、今後も登板率は高そうです。
作監には信実節子さんの名前があります。デジアド無印の頃は最も高安定の作画を提供してくれてました。
 
 
 
★キャラなど個別印象
 
 
・ハル

 読書をしているときは別の顔を覗かせる感じですね。
 本に限らず、ああして何かに没頭することが好きな人種というのはその没頭している時間に幸せを感じるので、
 これを邪魔されたり中断させられただけで機嫌が悪くなるものです。
 しかも集中しながら受け答えするので、適当な態度になりがち。それで空気が悪くなることもあります。

 これはガッチモンの存在に慣れてきて、適度にあしらうことが増えたのも一因かもしれません。
 リヴァイアサンの名前を呼ぼうとしてフリーズしたガッチモンを、チョップで起こすあたりが端的。
 ありていに言えば、バディの扱いが良い意味でぞんざいになってきてるってことですが。

 もちろん、半ば無視したことを反省してちゃんとガッチモンに謝るのも忘れてはいません。
 さほど深刻なすれ違いではなかったので、描写を入れるタイミングはあのへんがベストだったでしょうね。
 後で改まってやられると、かえって違和感が出てたかもしれません。

 判断力、洞察力、観察力については今回でさらに強調された感があります。
 単にバディとの絆というだけでなく、元から周囲を非常によく見ている子なのでしょう。
 
 
 
・ガッチモン

 読書に没頭してさっぱり動こうとしないハルに痺れを切らし、単独で行動したことが事件の端緒となりました。
 興味をそそられる対象を目前にしてしまったら、堪えがきかなくなるタイプなのでしょうね。
 ある意味でハルと似た者同士かも。

 その一方で物事をあまり引きずらないというか、根に持ったりはしないようです。
 ハルに謝られたときも、最初はなんで謝ってくるのかさっぱりわかっていない様子でしたし、説明された後も
 「いや、まあそーだったかもしんないけど、なにも謝らんでも……」と顔に書いてありました。
 そのあと「オレたちバディだろ!」と笑顔を返したあたりからは、ハルの性格を察してのことでしょうかね。

 ひょっとしたら、彼の性格は検索アプリ由来でもあるのかもしれませんね。
 あらゆることを次々に検索してゆくアプリということは、そのぶん移り気ってことなのかも。
 自分の検索に絶対の自信を持っているのも性格特徴のひとつでしょうし、それをハルはよく知っていたのでしょう。
 1話でハルがバディであるという確信に全く疑いを持たなかった姿勢を踏まえれば、何となく納得できます。

 ところで、街に出るとき着ていたあのカボチャの衣裳はどっから持ってきたのでしょうか。
 あと、三輪車をキコキコ漕いでる姿がやたら可愛かったです。両方ともハルのお古かな。
 
 
 
・勇仁、ワトソン、亜衣

 街で仮装して写真を撮ってました。
 ハルのスマホに届いた写真は、そのままキャメラモンの脅迫状に使われてたりしますが……
 ちなみに勇仁はガイコツ、ワトソンは猿、亜衣は魔法使いの仮想でした。

 このうち、勇仁だけ顔の見えない仮装をしていたのがなんだか気になります。
 動向についてほとんど描写が無いのも。
 
 
 
・ナビモン

 アプ合体のときちょろっと出てきましたが、ほぼ媒体扱いでした。
 ヘタすっと前回を最後にちゃんとセリフのある出番は無いかもしれないので、今から覚悟しときます。
 バディがハッキリ決まってる方式と、この手のシステムは食い合わせが悪いかも。クロスウォーズもそうでした。
 カミワザでの、バディたるワンダと実際に戦うプロミンが別々という形は結構うまいやり方といえますね。
 
 
 
・ドガッチモン

 初の本格戦闘。と同時に、特性である超検索も披露しました。
 超検索はネットの海に全身でダイブし、勝利への道筋を見つけてくるという豪快な技です。
 強くなったぶんだけ拾ってこれる情報も多いのか、劇中ではスコープモンへの肉薄経路をまるっと見つけてきてました。
 いざ真正面から戦えば、スコープモンには荷が重すぎるほどの強さも見せつけています。

 この超検索、使い方しだいで相当のチート技になり得るでしょう。
 少なくとも、ハルとガッチモン相手に生半可な搦め手は通用しないといっても過言ではありますまい。
 この能力そのものを封じるか、もしくは発揮される前に叩くしか相手に確実な勝機は無いかもしれませんね。
 検索するだけの時間さえあれば、初見殺しを逆殺しする結果さえ充分にあり得ます。

 ところで今回の描写、一応ナビモンも入ってることが影響してるんですかね? なんかそういう風にも見えます。
 よし、そう思うようにしよう。
 
 
 
・キャメラモン

 リヴァイアサンからアプリドライブの奪取を依頼され、その能力を最大に活かして大いに暗躍してました。
 なぜこんなことをと聞かれて「それが命令だから」と応えるあたり、仕事に関して私事は挟まないタイプなのか、
 またはリヴァイアサンの恐ろしさを承知しているか、はたまた恩義を感じて手を貸しているのか。
 アプ合体もリヴァイアサンを通じて得た利得のようですし、少なくとも借りは感じていそうです。

 あらゆるカメラに侵入して視覚を伸ばすことができ、そのいずれからも写真を入手することができるだけにとどまらず
 画像加工や映像加工も得意としているようですね。
 特に、ガッチモンを捕らえたと偽ってのCGダミーはハルでも最初は本物と見間違えるほどの出来映えでした。
 力の活かし方しだいでは、数々の人道的活躍も期待できるアプモンのひとりでしょう。

 というか、彼のこの能力って本当はもっとえげつないことができるんじゃないかと思うんですよね。
 黒服たちのような人間を実行要員に使えるのなら、なおさら色々できるでしょう。
 やらなかったのは単にそーゆー作風じゃないから、なのでしょうけど、案外ポリシーがあったりするのかも。
 あまり変な写真は撮ってないので、写真については意外とモラリストだったりする可能性はあります。

 そんな彼の敗因は目だけに頼ったこと、でしょうか。詳細は次の項目で。
 
 
 
・スコープモン

 キャメラモンがアプ合体した姿。映像によると、相方はショットモンというアプモンみたいですね。
 ショットモンは銃(SHG?)のアプモンなので、両者一体でスナイパーというわけです。
 名前と走る姿にアーマードトルーパーを連想した昭和生まれは全国に一名以上いるでしょう。その一名は私だ。

 アプ合体を遂げることで、キャメラモンの能力をそのまま攻撃に活かすことができるようになります。
 しかも、カメラで見える場所にならどんな所にも当てられるので物陰に隠れても無意味。
 弾丸の威力自体も高く、当たればドガッチモンでもダメージは避けられません。
 相手しだいでは、狙撃へ持っていった時点で詰みにできるほどの凶悪な能力といえます。

 弱点はその能力ゆえ、カメラから相手を見失うと対処できなくなることです。
 ドガッチモンに視覚ルートへ入られ、見失った後は接近されるまで射撃すらできませんでした。
 絶大な視覚を誇るがゆえに、それを無効にされてしまうと非常に脆いようですね。

 ドガッチモンに接近されたときには一発反撃してましたけど、このときは外しています。
 相手が強いのもありますが、スナイパーに特化しすぎたせいでしっかり狙わないと当てられないのかも。
 目に頼りすぎ、気配や勘で敵の動向を察する感覚を鍛えていなかったのでしょう。
 そういうアプリだったんだから仕方ないのですけれど。

 このあたりの弱点は、ガッチモンを捕まえたとフェイクを言ってハルを騙そうとした場面にも出てましたね。
 映像はよくできていたけど、ハルにはそれがガッチモンではないと簡単に見抜かれてしまうあたりがそう。
 つまりは彼らの上っ面だけを見ていて、その強く育ちつつある絆までは把握できていなかったのでしょう。
 データは揃ったと2話で言ってましたが、結局なんにもわかってなかったんですな。

 最後は降参する形でアプモンチップとなりますが、速攻でミエーヌモンに回収されていました。
 逆襲してくる可能性は高そうですが、そのときは単独じゃないかもしれませんね。
 
 
 
・ミエーヌモン

 敗れたスコープモンのチップを回収していったアプモン。そのスコープモンと同格と思われます。
 名前とカメレオンのようなシンボル、左腕のハンドパペットからもわかる通り姿を消すことができます。
 能力的にはたぶんスコープモンの天敵みたいな存在でしょう。なんか仲も悪そうです。

 口ぶりからすると、彼女たち超アプモン集団の中ではスコープモンはやや新顔だったっぽいですね。
 いずれは彼女たちも動くことでしょうけど、そのときは案外近いのかもしれません。
 背後に見えるのはサクシモンでしょうか? スリープモンらしき姿も見えますね。

 そんなミエーヌモンの中の人は井澤詩織さん。「ヘボット!」で現役主人公を演じてる方です。
 かなりアクの強い演技ができる方なので、キャラの濃いミエーヌモンにはピッタリかもしれません。
 
 
 
・黒服

 キャメラモンの作戦に従い、ハルからアプリドライブを分奪ろうとした二人組。
 黒スーツにサングラスと、典型的なエージェントスタイルです。
 彼らとキャメラモンがリヴァイアサンを通じてどのような背後関係で繋がっているかは、今のところ不明です。
 ハルにとっては、ある意味キャメラモン以上に怖い相手だったかも。

 彼らがまたアプリドライブを狙ってくる可能性はあると思うんですが、そこらへんはどうなんでしょうね。
 必要となったときのためにアプリドライブを分奪っておくとか、そういう思考にもなり得そうなものですが。
 依頼がない限りは動かないように、とでも厳命されてるんですかね。もしくは単なるバイトとか?
 
 
 
・謎の人物

 手のみ登場。キャメラモンをアプ合体させた裏に介在していることは、画面を見れば容易にわかります。
 前回からの流れだけ見るとレイではないかとも思えるのですが、それなら伏せる意味がないですね。
 となると、勇仁くらいしか候補者がいません。それだったら一応、伏せる意味が出てきます。
 おまけに今回も勇仁は半モブとして振舞っていて動向がほとんどわからないので、余計疑わしい。

 こうなると、勇仁こそがリヴァイアサンのバディか、または乗っ取られてる可能性がますます強まります。
 レイはどのあたりまで掴んでいるのか……
 
 
 
・巻き込まれおじさん

 毎回アプモンの被害に遭う人。
 今回はスコープモンの攻撃の影響で一帯の信号が狂い、あわてて車を急停車させていました。
 ヒドい目というほどのことには遭ってませんが、リアクションでポイントを稼いでいますね。
 
 
 
★次回予告

 いよいよ第二のアプリドライバー、花嵐(からん)エリが登場。
 「花嵐」を最近までずっと「はなあらし」と読んでいたのは秘密です。だってそう読めるじゃん!