炎ノ監獄

脚本:佐藤寿昭 演出:田中裕太
作画監督:舘直樹/村山綾音/大山康彦
総作画監督:西野文那

★あらすじ

 遊園地に遊びに来ていた宙とガンマモンの前に、突然現れた二体のデジモン。
 彼ら──ダークリザモンとセーバードラモンは清司郎とジェリーモンを脅迫して
 宙たちの場所を聞き出し、強引に接触をはかったのです。
 その目的は「ブラックテイルモンを呼ばせる」ため。

 そんなことを言われても、あの運び屋デジモンのことを宙は何も知りません。
 ですが二体はこれを信じようとせず、力づくでも呼ばせようと攻撃してきました。
 一緒に瑠璃とアンゴラモンも来ていたのですが、二人が陥ったダークリザモンの黒炎は
 中にいる分には平気でも外に出た途端に焼き尽くされるという剣呑な代物でした。
 清司郎とジェリーモンも同じ状態にされており、その場から動けません。

 孤軍奮闘を強いられるガンマモンでしたが、ただでさえ手強い相手な上に
 二体もいるのでは苦戦は必至でした。傷ついたガンマモンを庇って逃げる宙。
 いよいよ進退極まろうというとき、ガンマモンは宙を守るため自ら打って出ます。
 その決意は、進化を次々と繰り出すほどの成長を彼に促してゆくのでした。

 戦いのさなか、宙はダークリザモンから二体がデジタルワールドへの帰還を望んでおり
 そのために手段を選ばなくなっていることを知りますが、どうにもなりません。
 彼には、ブラックテイルモンが今どこにいるのかさえわからないのです。

 業を煮やしたダークリザモンがとうとう宙に手を伸ばそうとしとき、
 セーバードラモンを制したカウスガンマモンが躍りかかります。
 一度は迎撃されたものの即座にベテルガンマモンへスイッチ、勝利を収めるのでした。
 黒炎も失せ、瑠璃たちも無事に生還を遂げます。

 強硬手段に訴えてなお帰る術を得られず、嘆くダークリザモン達。
 そのとき、突然ゲートが開きます。いつの間にかブラックテイルモンが来ていたのです。
 セーバードラモンは喜び勇んでこれに飛び込み、ダークリザモンは一言詫びを述べて
 ゲートの中へと消えてゆきました。

 「オレたちに、人間の世界での居場所はない」

 ダークリザモンの言葉を思い出しながら、宙はボコモン先生が言っていたように
 人とデジモンの架け橋は本当に必要なのかもしれない、と考えはじめるのでした。
 
 
 
 
★全体印象
 
 20話です。
 今回はいわゆるポピュラーな都市伝説に絡めたお話ではなく、怪物として忌み嫌われ
 心までも怪物になりかかってしまっていた二体のデジモンとの対決がメインとなる
 バトル篇とも言える内容になっています。

 この戦いをキッカケにガンマモンも大きな成長を遂げ、相手に合わせて自分の意思で
 進化を次々にスイッチすることができるようになりました。
 複数形態展開そのものは歴代でもさほど珍しくありませんが、ここまで連続で
 進化を切り替えてゆくパターンは初めて見たかもしれません。前半の総決算かも。
 まぁ動きの鈍いウェズンガンマモンはワリを食う形になりましたが……

 お話としても13話の内容を受けたもので、宙とガンマモンにとっては振り返ったとき
 大きな転換点のひとつと言えるエピソードになってゆくのかもしれません。
 グルスガンマモンが出てくるんじゃないかとヒヤヒヤもさせられましたけど、
 どうやら「ヤツ」はそうそう気軽に出てくる気はないようですね。

 脚本は「死ノ遊戯」「人喰ノ森」の佐藤寿昭さん。
 一貫してデジモンを斃す展開は避ける傾向の本作ですが、この方の脚本だと現状例外なく
 斃しはしなくてもKOしたり一本を取ってから顛末へ持ってゆくスタイルになっているので
 比較的スッキリ感が得られる仕上がりになっていると思いますね。
 ブラックテイルモンの再登場など、今後への気になるフックも仕掛けられています。

 演出は田中裕太さん。
 タナカリオンの愛称で知られ、プリキュアを中心に数々の名作・名演出を送り出した方です。
 過去にはアプモンにも参加しており、絵コンテを担当した41話は特に印象に残っている一篇。
 そのおかげか、今回はバトルもいつになく見応え満点でした。
 継続的に参加するかどうかはまったく未知数ですが、頼もしい方が来てくれましたね。
 
 
 
 
★キャラなど個別印象
 
 
・宙

 一方的に無茶な要求をされて逃げ回る羽目になりながらも、相手の事情を知ると
 (なんとかしてやりたいけど…)な顔になるあたりは本当に良くも悪くもお人好しです。
 相手が極端な視野狭窄に陥っている状況では、説得も意味をなしませんでしたが。

 その一方、ガンマモンを助けるためにかなりの無茶をしたりもしています。
 「弟」としてどんどん情が移ってきているため、無理に戦わせることも避けていましたが
 力がないなりに必死で庇おうとしたその行動がガンマモンの闘志に火をつけました。

 まあ、無理をさせすぎてグルスガンマモンが現れたりしたら収拾がつかなくなるから……
 という理由もあるんでしょうけど、少なくともそういう気持ちだけしか無いなら
 あんな危ない真似をしてまで助けには入らないであろうこともまた事実なんですよね。
 
 
 
・ガンマモン → ベテルガンマモン、カウスガンマモン、ウェズンガンマモン

 前半では宙と仲良く遊んでおり、瑠璃に「本当の兄弟みたい」と言われていました。
 中盤からは宙との距離が離れていることが多く、孤軍奮闘の印象が強いです。

 ウェズンガンマモンでは相性が悪かったため、初戦では手痛いダメージを受けてしまい
 宙に庇われる形で逃げ回る憂き目に遭うのですが、自分が宙を守らねばならないと
 初めてと言っていいほどの強い決意でダークリザモンたちを迎え撃ちました。

 この前のめりな姿勢が何らかの変化を彼にもたらしたのか、宙から離れていたり
 特別な指示がなくとも自身の判断でベテルガンマモン、そしてカウスガンマモンへと
 次々に形態を変え、怒涛の反撃を開始。
 ついには一瞬の隙を衝き、セーバードラモンをKOに追い込みます。

 続くダークリザモンにはカウンターを受けてしまいますが、退化してすぐさま
 ふたたびベテルガンマモンへと進化、ゼロ距離からソルブローを叩き込んで
 こちらも大地に沈めています。一連のバトルシーンは必見ものの切れ味。

 ゲッターロボのような変幻自在の進化。
 それが現状のガンマモンの本領というやつなのかもしれません。
 
 
 
・瑠璃組

 宙たちと一緒に遊園地に来ていて巻き込まれた方々。
 アオイやミカも一緒に来ており行動はこの二人としていたので、宙たちについては
 別グループという形で瑠璃の方から誘ったのかもしれません。
 ついでに写真も頼んでいるようです。

 ダークリザモンの炎が迫る直前、咄嗟に宙が擬似デジタル空間を展開させたため
 メリーゴーランドにいた彼女だけが黒炎の監獄に閉じ込められる形に。
 このときアンゴラモンがうっかり自分から黒炎に飛び込んでしまったため
 出ることができなくなり、宙たちへ加勢できなくなってしまいます。

 進化して炎を吹き飛ばそうと試みてもいましたが、そのやり方では
 外に出たところで焼かれる結果に終わるのは変わらないため意味がありませんでした。
 ベテルガンマモンがダークリザモンを叩き伏せたことで、やっと解放されています。
 
 
 
・清司郎組

 ダークリザモンたちに脅迫され、宙たちの居場所を教えさせられました。
 あの状況では反撃しようとしても一瞬でジェリーモンの頭を握りつぶされかねず、
 清司郎としては訳もわからぬままそんな危険は冒せなかったものと思われます。

 その後はやはり炎の監獄で動きが取れなくなり、屋上に出た時点から動いていません。
 ただ清司郎については叩き起こされて完凸状態になったのが良かったのか冷静になり、
 炎の監獄の特性に気付いて迂闊には動かなかったので無傷で済んでいます。
 普段の彼だったら、パニックに陥って取り返しのつかない事態を招いていたかも……

 その後はベテルガンマモンの奮闘で解放されましたが、瑠璃組同様いいところなしでした。
 ジェリーモンの言葉を借りるならやられ損といったところです。
 
 
 
・ダークリザモン

 黒い炎に身を包んだ邪竜型の成熟期デジモン。
 過去では「テイマーズ」にのみ出演していますが、タカトとギルモンに一瞬で倒され
 そこへ介入してきたヒュプノスに連れ去られてシャッガイの実験台にされた挙句
 呪詛を残して消滅するという、印象には残るけど不遇な扱いを受けていました。
 ちゃんとバトルするのは本作が初めてということになります。

 その最大の能力であり、今回のサブタイにも採用されているその闇の炎による攻撃は
 「中にいる限りは燃えないが、外に出た途端に焼き尽くされる」という
 極めて厄介な特性を備えており、一度中に入ってしまうと出られません。
 彼と同格の成熟期デジモンであっても、これに耐えるのは事実上不可能みたいです。
 完全体や究極体なら耐えられるかもしれませんが、定かではありません。

 解除するためには炎の檻の外にいる誰かが、ダークリザモンをKOするなり何なりして
 意識を途絶えさせるしかなさそうです。スタンド能力の要領ですね。
 ただダークリザモン自身の意志でも自由に解除できるものと思われ、また炎の中にいる間は
 外からの影響をシャットアウトできるので、応用性は高そうです。

 単純な身体能力、格闘能力も高く、ウェズンガンマモンの砲撃を軽々と回避して
 その懐に入り、一方的に競り勝つという強さを発揮しています。
 成熟期としてはかなりの強者と言っていいでしょう。

 いかにも邪竜な外見や言動から誤解されがちですが、マジメすぎるぐらいな性格。
 セーバードラモン共々突然人間の世界に放り出され、彷徨いながらも善かれと思い
 炎の燃えさかる火災現場から闇の炎で青年を守り、助け出そうとしていましたが
 青年は恐ろしげな彼らを恐れ、さらに両親の声を聞いて闇の炎から出てしまい命を落とします。
 彼らは火を放った犯人という汚名を雪ぐ暇もないまま、立ち去らざるを得ませんでした。

 以上の経緯から「この世界に自分たちの居場所はない」という結論に達しており、
 デジモンたちを元の世界に戻すゲートの噂や、そのカギを握るブラックテイルモンが
 宙やガンマモンと関わっていることを突き止め、繋ぎを取らせようと強硬手段に出ます。
 デジタルワールド帰還への一縷の希望を賭けての行動であることは、後半で明かされる事実。

 宙としては「そういう事情があるんだったら最初に言ってくれよ」ってところでしょう。
 しかし原理を知らないと極めて危険な闇の炎を清司郎とジェリーモンに施して放置したり、
 擬似デジタル空間を展開されなければ不特定多数を人質に取る予定でいたらしいことなど
 その所業は決して擁護できるものではありません。
 宙が機転を利かせていなかったら、パニックに陥った客の何人かは炎から出てしまい
 死んだ可能性が大ですし、瑠璃もアンゴラモンが制止しなかったら危なかったはず。

 これは上述の「居場所がない」という考えから連なる「誰もまともに話を聞いてはくれない」
 という強い思い込みから来る視野狭窄がもたらした行動としか言いようがありません。
 その半ば捨て鉢な姿勢が、強硬手段以外の選択肢を削いでしまっていたのです。
 要するに彼らは怪物として恐れられるうち、本物の怪物になりかかっていたのです。

 それを力づくでも止め、はからずもブラックテイルモンUver.の出現に繋げたのは
 他ならぬ宙とガンマモンでした。後戻りできなくなる寸前で止まった形です。
 内心ではこんな暴挙は避けたかったのか、詫びの言葉を残して去りました。
 彼らの存在は、宙にこれまでとまた別の想いを抱かせることになりそうです。

 中の人は竹内良太さん。
 低音系のイケボが特徴的な方で、出世作である「エルシャダイ」ではルシフェル役として
 持ち前の美声を存分に発揮していました。
 そのルシフェルのセリフである「やっぱり今回もダメだったよ」というセリフが
 何やらこのダークリザモンたちに重なる気がするのは、妙な偶然というやつでしょうか。
 
 
 
・セーバードラモン

 ダークリザモンと同じく、闇の炎を纏った巨鳥型デジモン。
 そのデザイン的特徴が揃って採用に至った理由と考えてよいでしょう。
 バードラモンの色違いですが声が男性になっていたり険のある表情が目立つなど、
 色以外の差別化もしっかりされていました。技が格闘系なのも一役買っています。

 ダークリザモンとの詳細な間柄は不明ですが、常に二体で行動しているところからみて
 人間の世界に来る以前から相棒だった可能性は高いものと思われます。
 性格的にも近く、青年を助けようとしていた際にもダークリザモンに付き合っていました。
 その翼で、崩れてくる屋根など物理衝撃から青年を守ろうという意図もあったのでしょう。
 もっとも、その気遣いも無駄に終わってしまったのですが……

 己のテリトリーとして空には強い拘りがあるのか、事あるごとに主張しています。
 このためか、カウスガンマモンが挑戦してきた際には苛立たしげでした。
 しかし土壇場で背後を取られて「ランベルタキック」を受け、地べたを舐めてしまいます。

 お株を奪われたのがショックだったのかそのまま倒れっぱなしだったのですが、
 ゲートが開いたのを見て生き返ったように飛び立ち、喜び勇んで去っていきました。
 ダークリザモンと違って詫びの一言もありませんでしたが、ずっとカウスガンマモンとやり合ってて
 宙とはほとんど対話してないのである程度はしょーがないところかもしれません。

 中の人は8話にも出演していた高塚正也さん。:にも出演していました。
 端正ながら良い意味でフラットな雰囲気の声を備え、どのような役柄もこなす万能型声優さんです。
 もっとも著名な仕事は「ONE PIECE」のナレーターでしょうか。
 同作では他にも多数のサブキャラクターを演じており、縁の下の力持ちです。
 
 
 
・ブラックテイルモンUver.

 14話以来の登場。
 ラスト手前で現れ、ホログラム発生機を利用?したゲートでダークリザモンたちを送還しています。
 8話もそうでしたが、このデジモンたちは人間の世界に大きな影響を及ぼしそうなデジモンを
 デジタルワールドに連れ戻す任務も負っているのかもしれません。
 宙たちの近くに現れやすいのは、やはり彼らの周辺でトラブル発生率が高いから?
 
 
 
 
★名(迷)セリフ
 
 
「なんか、ホントの兄弟みたいねぇ」(瑠璃)
 
 アトラクションを堪能する宙とガンマモンを見ながら。実際そう見えます。
 特に何のリアクションもないアオイとミカは意味深なような、そうでないような。
 
 
「そこから出たければ好きにしろ」(ダークリザモン)
 
 遊園地に向かう去りしな、清司郎とジェリーモンに。
 ある意味ヒントを与えているセリフで、幸いなことに完凸清司郎には伝わりました。
 あと、セーバードラモンに掴んでもらっての空中移動はコンビ色が強くていいですね。
 なんか獣王クロコダインとガルーダみたいだけど。
 
 
「ダメだ! この方が早い!」(宙)
 
 自分で走れる、と訴えるガンマモンに。
 彼、頼まれると嫌とは言えない反面で自分の判断と裁量を優先する癖があります。
 今回は、その悪い面がちょっと出たエピソードなのかもしれません。
 
 
「ヒロ、ここにかくれる。オレ、たたかう」
「ヒロ! オレ、たたかえる!」(ガンマモン)

 
 上記への反駁に相当するようなセリフ。
 彼は彼なりに、このままでは状況が悪くなるばかりだと判断してのことです。
 そしてこの言動は「兄」でもある宙の意向に初めて真っ向から逆らったものでした。

 でもそれは反逆などではなく、宙を守るためにガンマモン自身が決めた行動。
 宙もそれはわかっているはずで、だから二人の絆は途切れないのでしょう。
 たとえ少しぐらい離れていても。
 
 
「ちがう… ちがう…! オレ、もっとたたかえる…!
 もっと、はやくなる…! もっと、つよくなる!」(ガンマモン)

 
 ダークリザモンに打ちのめされて。ここからベテルガンマモンに変わります。
 実のところ、グルスガンマモンが出るんじゃないかと一番ハラハラした場面。
 でも宙を守るというガンマモンとしての意思がある以上、それはないのですね。
 
 
「そうだ…もっと強く…! もっと力強く!」(ベテルガンマモン)
 
 ダークリザモンの炎を躱しながら。
 ピッコロモンが見た未来を裏付ける何かが、彼の中に芽生えつつあるのでしょうか。
 
 
「あいつ、とんでる… オレもとぶ… オレも、自由になる!」(ガンマモン)
 
 セーバードラモンの一撃でダウンしながらも。
 対抗するために意識を高め、今度はカウスガンマモンへと進化してゆきます。
 
 
「また違う進化だと…!? なんだ、お前はーっ!?」(セーバードラモン)
 
 青進化を遂げたガンマモンに。
 本作においても、ガンマモンの進化はかなり特殊、または異常なものだとわかるセリフです。
 そういえば前後に黒い炎の弾丸を放ってますが、これがカードに出てくるマッハシャドウ?
 
 
「この世界には… オレたちの居場所はない!」
「他に道はない…人間から見ればオレたちは、化け物…だからな」(ダークリザモン)

 
 なぜそこまでブラックテイルモンに拘るのか、と宙に聞かれて。ここから回想へ繋がります。
 かつての体験から、深い絶望と諦念が彼らには根付いていました。
 それがこのような暴挙を導いたのだとすれば、今回のような事態を減らすためにも
 なんらかの手立てが必要ではないかと宙が考えはじめるのは必然かもしれません。

 それにもし、フェレスモンのような完全体以上の力と悪意を併せ持つデジモンが
 もっと人間の世界に増えてゆけば、事態はより深刻になるでしょうから……
 
 
「人間ってのは…デジタマには戻らないんだよな…?」(ダークリザモン)
 
 回想の直後。「死んだ」ということを遠回しに語っています。
 おそらく、解除する前に闇の炎から出てしまったら彼にもどうにもならないのでしょう。
 そしてデジモンと違い、人間は死んだらそれっきりなのです。
 彼らからすればやりきれないでしょう。こんなに簡単に死んでしまうのにやり直しできないなんて。
 
 
「…人間…!
 …すまなかった…!」(ダークリザモン)

 
 ブラックテイルモンUver.が開いたゲートを通る間際、立ち止まって。
 宙の反応から自分たちが見当違いをしていたこと、けれど僥倖に恵まれたことに気づき、
 謝罪が溢れ出ずにはいられなかったのでしょう。でもきっとここには、感謝も含まれていそうです。
 こんな状況でも話を聞き、説得しようとしてくれた宙への。
 
 
「飛んで火にいる冬ウサギ…九死に一生を得たり……」(アンゴラモン)
 
 今回のアンゴラポエムです。
 さすがにいいところなさすぎ&気疲れからか、心なしか捻りがないし短めです。
 
 
「本当に…必要なのかもな。橋渡し役……」(宙)
 
 ラストシーンを締めるセリフ。
 たとえ善意を抱いて行動していても、怪物的な姿だけで誤解されてしまうデジモンがいて、
 挙句に心までも怪物に堕ちてしまいかねない例があるというのなら、
 それを受け止めるセーフティネットは確かに必要なのかもしれません。
 問題は、それをどうやって築いていくかですけれど。
 
 
 
 
★次回予告

 来ましたアルケニモンです。マミーモンに続いて02登場組からの登板!
 OPにも蜘蛛っぽいモチーフはありましたが、いよいよ来たって感じです。
 メディア登板はマミーモン以上に久しぶりだし、楽しみですねぇ。