子供ノ国

脚本:中山智博 絵コンテ:中村哲治 演出:佐々木憲世
作画監督:仲條久美/大西陽一/仁井宏隆/李少雷/金久保典江/冨田恵里沙/
W.H.Cho/J.Y.Min/E.H.Kim/D.H.Kim
総作画監督:浅沼昭弘

★あらすじ

 ある日ホークモン達から「友達の男の子がいなくなったので探して欲しい」
 と要請を受けた宙。そこで学校の間清司郎とジェリーモンに調査を依頼しますが、
 失踪した子供についての記録は残っているのに親の記憶は失われていると判明。

 さらに調査を進めるうち、子供を攫っていたのはピーターモンであると発覚します。
 ピーターモンは子供や成長期までのデジモンが眠っている間に子供の国である
 「ネヴァーエヴァーランド」に連れ去り、そこで遊ばせていたのです。

 子供やデジモンたちを救出するには、ネヴァーエヴァーランドに行くしかありません。
 が、そこへのゲートは内側からのアクセスがないと開かないようでした。
 しかも全員、ピーターモンの術で事件を忘れさせられてしまいます。

 数々の状況証拠と事前策が奏功してなんとか認識を取り戻すも、容易ならざる相手です。
 そこでガンマモンが眠っているふりをしてピーターモンの目のつくところで待ち、
 先に拉致されていたホークモン達の協力も得てゲートを開くことに成功します。

 ところが、留守にしていたはずのピーターモンが事を察して戻ってきます。
 大人を極端に嫌うピーターモンは宙たちを排除しようと、猛攻を加えてきました。
 操られた子供たちに動きを制限され、ジンバーアンゴラモン達は迂闊に戦えません。

 やがて期せずしてカズマへ危険が及ぶに至り、ホークモン達が奮起。
 進化を果たしてオルカモンとなり、その技で子供たちの催眠を解除します。
 これを見て他の成長期たちも次々に進化、さらにガンマモンも進化を遂げ
 ウェズンガンマモンの防御力と火力でピーターモンをダウンへ追い込みました。

 大人になることへの拒絶を訴えるピーターモンに、宙は大人も遊ぶのだと説得。
 父のように、遊んでいるようでも約束だけは絶対に守る大人になる、と言ってのけます。
 さらにキャプテンフックモンが現れ、宙の発言を補強。
 キャプテンフックモンに惹かれたピーターモンは冒険を求めてこれに同行、
 子供たちも無事に解放してくれました。

 「いいのよ。守る気持ちがあればね」

 約束した通りの大人になれるかなと呟く宙に、瑠璃は笑いかけるのでした。
 
 
 
 
★全体印象
 
 18話です。
  アニメ初登場を飾ったピーターモンとネヴァーエヴァーランドをめぐって、
 宙たちを交えた大騒動が巻き起こされるお話です。

 このピーターモンというデジモン、名の通りピーター・パンがモチーフなのですが
 その設定を活かせる舞台に恵まれないままでいました。
 今回、デジモンゴーストゲームという相性のいい作品に恵まれたことによって
 ようやく日の目をみた形となります。まあ、詳しくは後述しましょう。

 内容としてはこのピーターモンの設定に即した手堅いものになっているのですが、
 宙が引き合いに出した大人がよりによってあの親父だったのは説得力不足に感じました。
 いい加減に見えるけど、昔から一度した約束は必ず守ってくれた……
 というような強調があれば良かったんですが、記憶にありませんもの。
 そこ以外は特に気になるというほどの箇所はないんですけどね。

 脚本は中山智博さん。過去には4話と12話を担当しています。
 ウェズンガンマモン初登場もこの方担当なのですが、担当分けされてるのでしょうか?
 作監陣には、:にも参加していたベテランである大西陽一さんの名前が見て取れます。
 この方は「怪談レストラン」にも参加されてたので怪異路線との相性もいいですね。
 
 
 
 
★キャラなど個別印象
 
 
・宙

 ホークモンへ親身になって接する姿勢が印象的でした。
 本作の場合、迷惑行為をするデジモンであっても人間の世界の常識を知らなかったり
 悪意だけで騒ぎを起こしているわけではなく事情がある場合の方が多いため、
 彼も相手をあまり知らないままの実力行使は控えることがほとんど。
 向こうから頼んでくるとあってはなおさらちゃんと話を聞こう、となるのでしょう。

 ピーターモンへの説得では父を引き合いに出してましたが、記憶にあるかぎり
 北斗パパが約束だけは守る人、という印象がないので説得力不足に感じます。
 その前の大人だって遊ぶ、は父を見ているから妙に説得力がありますけど。

 一方、ガンマモンの進化にやや慎重な姿勢を見せる場面がありました。
 何に進化するかわからない、というのは相手を見極めてからでないと
 思わぬイレギュラーが発生する可能性がある、ということかもしれません。
 
 
 
・ガンマモン → ウェズンガンマモン

 メインメンバーの中では最も幼い印象があり、ピーターモンに目をつけられたのですが
 最初は「大人の匂いが付いてしまっている」ということで記憶操作にとどめられています。
 二度目は念入りに体を洗ってから臨んだのでしょうか?

 とはいえ眠った演技をしてピーターモンを欺いてのけたあたり、頑是ないようでいても
 精神的には日々成長しているようにも感じられますね。
 どんどん分別をつけていった「テイマーズ」のギルモンのように。

 戦闘ではウェズンガンマモンに進化。
 ピーターモンの素早い動きとナイフの一撃に高い防御力で相性勝ちしてのけ、
 「セドナ」で撃ち落としダウンを奪っています。
 事前にジンバーアンゴラモン達の戦いを見ていたが利いた感じ。
 
 
 
・瑠璃組

 今回はそんなに目立ってませんが、もちろんアンゴラポエムはあります。
 また、今回は締めのセリフも瑠璃が担当しています。

 同じ成熟期、ジンバーアンゴラモンとピーターモンは互角に見えますね。
 不利な体勢からでも、耳で投げナイフを弾くぐらいはやってのけています。
 子供たちを利用されていなかったらもっと有利に戦えたでしょう。
 
 
 
・清司郎組

 アニメに影響された変なノリで調査をするあたりが前半のハイライト。
 いささか悪ノリが過ぎる箇所もあり、妙なスイッチが入っていたようです。
 清司郎へツッコミを入れつつ、ジェリーモンの方も割とノリノリで手伝っていました。

 戦いでは途中から子供たちに纏わりつかれ、動きを制限させられています。
 オルカモンたちのおかげで解放はされましたが、その後すぐウェズンガンマモンが出たので
 今回はあんまりバトル的見せ場のないまま終わりました。
 
 
 
・ホークモンたち

 北村カズマという小学校中学年ぐらいの男子小学生と友達になっていた二人?組。
 1週間前からカズマがいなくなったことから、クロックモンの紹介で宙のもとを尋ねてきました。
 カズマとの出会いと友達になるまでがどんな過程だったのか、ちょっと見てみたいですね。

 やがて事態がピーターモンの仕業と発覚、拉致されるのですが寝たフリをして術の影響を避け、
 入り込んできたガンマモンと共に他の者たちへ呼びかけて合言葉を返し、宙たちを招き入れました。
 つまり、カズマを連れて戻るチャンスを辛抱強く伺っていたのです。

 その友への思いと、助けを信じて待つ姿勢が影響したのか戦いのさなかになんと揃って進化。
 アーマー体のオルカモンとなり、高周波で子供たちの催眠を解いて戦況をひっくり返しました。
 このオルカモンはピーターモン同様、アニメ初登場となります。
 大人は嘘をつくと嫌い、進化さえも厭うピーターモンに対しオルカモンの本来のモチーフは
 「誠実」のデジメンタルによる進化なのがポイント、という意見も見かけますね。

 中の人は関根有咲(せきね ありさ)さんと長江里加(ながえ りか)さん。
 関根さんは今回出ていないアオイとの兼役。長江さんは「マジカパーティー」のカンナ役あたりが
 守備範囲に掠ってる役柄になるでしょうか。1話しか見てないけど……

 ホークモンは言わずと知れた「デジモンアドベンチャー02」および「ラストエボリューション」
 に登場する井ノ上京のパートナーデジモンであり、キャラクターとしての元祖もこの個体です。
 そちらではかなり濃いキャラ付けでしたが、こちらでは2体セットということもあって
 純朴で幼めな性格に描かれています。カズマと目線が同じだったということですね。
 
 
 
・ピーターモン

 緑の衣装をまとい、両腰に大振りのナイフを携えた成熟期の妖精型デジモン。
 空を自由に飛び回ることができ、人間の世界では半実体なので戸締りも意味がありません。

 夜な夜な子供たちを自ら築き上げたとされる空間「ネヴァーエヴァーランド」に誘って
 そこでずっと子供のまま過ごさせようと、略取を繰り返していました。
 自動的に彼が一番年長?であるため、リーダーとして君臨しています。
 なかば以上保護者のように見えるのは矛盾というやつでしょうか。

 子供たちには基本的に自由に遊ばせているのですが、その一方で子供が本来なら
 ごく自然に抱くであろう「早く大きくなりたい」という願望を極端に嫌う傾向があり、
 これを少しでも垣間見せた者には容赦なく「成敗ゴッコ」を仕掛けます。
 ナイフの腕前を活かしてその子の体スレスレを何度も突くというのがその内容。
 本当に傷つくことはなくても、怯えさせるには充分なものがあるでしょう。

 とまあ恐ろしい面もだいぶ強調されていますが、平気で嘘をつくからと
 「大人」というものを徹底的に嫌う潔癖なまでに純粋さを貫こうとする姿勢からは
 モチーフであるピーター・パンに通じるところを感じないでもありません。

 その関係で「約束」を何よりも重視しており、宙にその言葉を持ち出された際には
 初めて態度を軟化させています。その後、突然現れたキャプテンフックモンのあり方に
 強い興味を抱き、その海賊船に飛び乗って去って行きました。
 別れ際、宙の約束通りに子供達を解放しています。

 戦闘ではまずジンバーアンゴラモン、テスラジェリーモンと互角の戦いを展開。
 得意の「ミッドナイトファンタジア」で子供たちを操って纏わりつかせ、
 その間に攻撃するという絡め手も見せています。
 子供を無碍に扱うはずがないという考えに基づいた、なかなかにズルい戦い方。

 しかしオルカモンが現れて子供たちの催眠を解き、ウェズンガンマモンにナイフを折られ
 あげく進化に憧れた成長期デジモンたちが次々と成熟期へ至り、半ば戦意を喪失しています。
 戦いでの勝敗やダメージより、そちらの方がよほど堪えたようです。
 そんな彼にとって、キャプテンフックモンはさぞ異質に見えたことでしょう。

 中の人は野島健児さん。シリーズ初出演です。
 「セイバーズ」でトーマ・H・ノルシュタインを演じていた野島裕史さんの弟にあたります。
 主役としては「ゾイドフューザーズ」のRD、「超時空要塞マクロス」の一条輝(二代目)が印象的。
 「キン肉マン2世」のジェイドもハマり役でした。
 王子様役に妙に縁があり、特に2010年代は「レディ ジュエルペット」のプリンス・カイエンに加え
 「セーラームーンCristal」では地場衛 / タキシード仮面の役を射止めるなど顕著でした。
 ピーターモンには似つかわしい配役かもしれませんね。
 
 
 
・キャプテンフックモン

 ネヴァーエヴァーランドの空間を船ごとぶち抜いていきなり現れた完全体の海人型デジモン。
 登場前までの経緯は一切不明ですが、宙のセリフを聞いていたようです。
 ネヴァーエヴァーランドへの突入をずっと試みていた、と考えるのが自然でしょう。
 もっとも、突入できたのはピーターモンの精神に隙ができたためかもしれませんが。

 ピーターモンより進化段階は格上ですが、その彼曰く「大人なのにいい匂いがする」とのこと。
 己の信念を何よりも重視し決して曲げることがなく、それでいて冒険を愛し行動力に富むのが
 いわゆる豪傑の条件というものですが、そうした姿勢が本物であればあるほどに
 「大人の匂いがしない」ようになっていくのかもしれません。

 その人物的魅力はピーターモンに強い関心を抱かせ、彼と小競り合いをするような形で
 船ごとまたどこかへ去って行きました。本当にただそれだけのために出てきた印象です。
 だいぶ強引でしたが、まぁピーターモン出したらコイツも出したくなるのは人情ですわな。
 なぜかティンカーモンはいないけど……

 中の人は堀内賢雄さん。
 インダラモン、メタリフェクワガーモンの先例に違わず渋めの役柄です。
 昔はもっともっと破天荒だったのだろうと容易に想像できる声でもありますね。
 
 
 
・モブの皆さん

 ネヴァーエヴァーランドには子供だけでなくデジモンもいたわけですが、
 そのすべてが成熟期以下。ピーターモンの判断基準がよくわかります。
 というか人間よりわかりやすいですもんね。

 みな人間の子供同様に本質的にはより進化することを望んでいるため、時として
 それが表に出ることがあるのですけどピーターモンは上記の通りそれを極端に嫌っています。
 本編ではエレキモン(紫)が成敗ゴッコの洗礼を受けて怯え切っていました。

 しかしホークモン達がオルカモンに進化し、さらにウェズンガンマモンの出現を皮切りに
 進化への憧れを抱き、複数体が成熟期への進化を成し遂げています。
 具体的には

 エレキモン(紫)→サンダーボールモン
 ガジモン→ハヌモン
 ベアモン→グリズモン
 カメモン→ガワッパモン
 ハグルモン→ガードロモン

 といったところ。エレキモン(紫)は「セイバーズ」においてガルルモン(黒)に進化しましたが
 サンダーボールモンへの進化をアニメでやったのは初めて。
 ガジモン → ハヌモンも珍しいパターン。他は順当ですね。
 
 
 
★名(迷)セリフ
 
 
「子供は子供のままで…いないとね」(ピーターモン)
 
 幾度となく繰り返されるセリフ。
 しかしこれを言っているピーターモンが性分化とっくに通り越したイケボなので
 なかなかに怪しげな雰囲気を醸し出しています。
 女性声優さんだったらまた印象が違ったんだろうな。
 
 
「あー …あ、そう……」(宙)
 
 ホークモン達がクロックモンの紹介で来たことを知って。
 「困ったことがあったら天ノ河宙に頼みに行け、断らないヤツだから」というのは
 明らかにそのクロックモンのセリフをそのまま伝えているだけで、
 ホークモン達には何の他意もないのがポイントです。

 要するにクロックモンは、面倒ごとを押し付けてきたわけです。
 無論、それだけ宙たちのことを買っているということではあるのですが。
 特にガンマモンはヤバい、と薄々知ってるひとりでもありますからね。
 
 
「これが3000年のエルフの力だ…!」(清司郎)
 
 ジェリーモンに北村家のドアを開けさせて。
 アニメ「エルフバスターズ」に影響を受けまくったセリフです。
 他人のプライベートゾーンに勝手に立ち入るのはポリシーに反するなんて言ってましたが、
 妙なスイッチが入ってしまっていてはその前提はあまり役に立たないようです。

 中の人が中の人なんで無駄にキマってるのがポイント。
 
 
「なるほど、デジモンの仕業だったか! そうとわかれば!」(清司郎)
 
 子供を連れ去っているのがデジモンだと判明した際のセリフ。
 典型的な「正体のわかっている相手には強い」タイプですよねこの人……
 特に前回のような、安全が確保されている状況においては。
 
 
「何に進化するかわからないし……」(宙)
 
 進化をしようと逸るガンマモンを制しての呟き。
 どのような条件で「アレ」が出てくるかわからない以上、相手を見極めて
 考えがまとまってからの方がいい、ということでしょう。
 あながち心配しすぎ、ってことはない判断だったりするのかも。
 
 
「ここはどこー!?」(ピーターモン)
「「ネヴァーエヴァーランド!」」(子供たち)

 
 かの空間へのゲートを開く合言葉です。
 外からの呼びかけと中からの答え、この条件以外では開かない仕掛け。
 物理的なものではないのでピッキングするというわけにも行きません。
 寝たふりという「ウソをつくこと」で入れるのは象徴的です。
 
 
「昨日の、あたしからの伝言…!」(瑠璃)
 
 内容は「ピーターモンに気をつけて!」。
 寝る前、スマホにメッセージを書いてアンゴラモンにぶら下げておいたのでしょう。

 ピーターモンの技は人やデジモンの記憶には作用しても、映像や文字情報など
 記録には対応できません。そこを衝いた策です。
 アンゴラモンが念のために、瑠璃へ保険策を提案していたのでしょうね。

 ピーターモンの能力ともろもろの情報から、記憶を消される可能性があることは
 かなり率の高い確信としてアンゴラモンの中に生まれていたのでしょう。
 ひょっとしたら思いついたのは本当に間際だったかもしれませんが。
 
 
「約束を破ろうとする子は、成敗ゴッコだ!」(ピーターモン)
 
 サッカーボールをキャッチし損ねたことで「もっと大きければ手が届いたのに」
 とぼやいたエレキモン(紫)に。
 子供のままでいることしか純粋さを保てない、と信じ込んでいる彼は
 執拗なまでに成長を嫌い、成長を望んだ者には制裁を与えています。
 唯一絶対、しかし守るのは極めて難しいルールですが。

 それにしても、ティンカーモンがいないのは何故なのでしょう……
 設定では、いつも彼のそばに寄り添っているはずなのに。
 
 
「うん。カズマくんを絶対守りたいと思ったら…力が湧いて、進化したんだ」
「カズマ君は友達だから」(オルカモン)

 
 友であるカズマに名前を確かめられて。
 デバイスを介さずとも進化が早まりうることを、ハッキリ示した実例です。
 ガンマモン達とは異なって不可逆の可能性も高そうですが。
 
 
「大人なんか最低最悪…!
 大人になんかならないで、ずっとぼくの国で遊ぶんだ!」(ピーターモン)

 
 進化を遂げたデジモン達や、それに憧れて「早く大きくなりたい」と口にした子供らに。
 しかし実際には子供だってウソをつくし、大人だって心の赴くまま振る舞う時があります。
 ただ、大人は周囲との折り合いの付け方を学んでゆくだけなのです。
 
 
「オレはそういう大人になりたい! いや…絶対になる!
 君と約束する!」(宙)

 
 宙は、父からそのことを学んできたのでしょう。
 ちゃらんぽらんだけど、約束だけは破らなかった…らしい、ことも。
 彼はその父の姿から、自分がどういう大人になりたいかすでに見つけていたんですね。
 そしてその決意はどうやら、ピーターモンの頑なさに届いた模様。

 まあ、あの親父が人生を謳歌していることだけは間違いありませんか。
 
 
「どこの世界にも、俺のように自由に夢を追うものは大勢いる!
 大人になっても楽しくやりたきゃ、俺の船に乗れ!」(キャプテンフックモン)
「大人なのに、いい匂いがする…」(ピーターモン)

 
 本当にいきなり現れたキャプテンフックモンから一献。
 モチーフであるキャプテン・フックとは違うように見えて、物腰に高貴さがあるという
 原作のイメージの方が近い、かもしれない造形ですね。

 もっともそれ以前に「誇り高き海の男」というイメージの方が強いのですけれど。
 やっぱりアレとかアレの影響が強すぎるんだろーな……
 少なくとも、このキャラ描写に臆病さはカケラも感じられません。

 あとピーターのリアクションはどっちかというと迷ゼリフの範疇だと思います。
 
 
「人生、旅のごとし。苦あり楽あり、成り行き次第……」(アンゴラモン)
 
 今回のアンゴラポエム。
 なんだかキャプテンフックモンが全部持ってっちゃったね、って感じに聞こえます。
 
 
「いいのよ。守る気持ちがあればね」(瑠璃)
 
 ピーターモンとの約束を守れるだろうか、と呟く宙に。
 少年の日の憧れを死ぬ時まで忘れずに抱いていれば、それだけでいいのかもしれません。
 どっちを向いても、どこまで行っても、人には未来しかないのですから。
 
 
 
  
★次回予告

 何が起こっているのかわからない、非常に不気味な予告です。
 ……そういえば「処刑人」の時もそうでした。
 もしや、再び「アイツ」が現れる……? それとも……