さすらいの戦鬼リベリモン

脚本:十川誠志 絵コンテ:鈴木正男 演出:宍戸望

作画監督:二階堂渥志 / 舘直樹 総作画監督:仲條久美

★あらすじ

デジヴァイスの導きに従い、丈たちと別れて旅を続ける太一とアグモン。
彼らが通りがかったのは、凶暴なデジモンたちが闊歩する無法地帯でした。

そんな場所におよそ似つかわしくない小さな姿、キュートモン。
これを助けてギロモンの群れに囲まれた太一とメタルグレイモンでしたが、
そこに突如として一体のサイボーグデジモンが現れます。その名もリベリモン。

ところが、ギロモン達を打ち倒したリベリモンはメタルグレイモンをも襲います。
戦いの中、二人は互いに不思議な既視感をおぼえていました。以前、どこかで──
戸惑いからか戦意を削がれ、リベリモンはその場を去ってゆきます。

キュートモンはかつてリベリモンに救われ、ずっとその足跡を追っているのでした。
ボロボロになっても強者に戦いを挑み続けるリベリモンを放っておけなかったのです。
太一とアグモンも、リベリモンに戦う意義を見つけてほしいと考えるようになります。

その合間にも、次々と続く凶暴デジモンの襲撃。ついには究極体ボルトモンが現れます。
それはかつてリベリモンが挑み、全くかなわないまま敗れた相手でした。
果敢にリターンマッチを挑むリベリモンでしたが、力の差は歴然でダウンを奪われます。

トドメを刺そうとするボルトモンを、キュートモンが必死に止めようとします。
そのキュートモンをも踏み潰されようとしたとき、叛逆の狼煙が上がりました。
リベリモンがキュートモンを拾い上げ、ボルトモンの手から救ったのです。
彼は無意識にキュートモンを守らねばと感じ、その強い思いで力を振り絞ったのです。

そのまま、再びボルトモンとの戦いに挑む二人。
キュートモンの支援で一定の回復を得たリベリモンはボルトモンの斧を逆利用して
大ダメージを与え、弱ったところを渾身の一撃で粉砕してのけました。
それはまさに、二人で掴んだ勝利だったのです。

戦い終わって、キュートモンの同行を認めるリベリモン。
太一たちはこの奇妙な二人組と別れ、またデジヴァイスの示す先へ向かうのでした。 
 
 
 
 
★全体印象
 
54話です。
とうとう無印と話数が並びました。ここからは追い抜いてゆくことになります。

もっと言えば「同一タイトル」としてはこれで歴代シリーズ最長が確定となりました。
クロスウォーズも長いですが二度もタイトルが変わってるし、しかも54話で一度締めて
55話からはメインメンバーの入れ替えが行われていますからね。

さてこのお話、メインどころは太一組しか出てこないという完全なゲスト回です。
おまけにメインエネミーであるボルトモンを斃すのはそのゲスト達で、太一組はBパート中
事実上なんにもしてません。完全にゲストが持ってってるという、非常に珍しい展開です。
ただあそこで主役組が介入したらまあまあ白けるので、アレで良かったのかもしれません。

筋立てとしても特筆するほどの穴はなく、単作としてはかなり完成度の高い回になってます。
また「リベリモン=オーガモン?」としつつ匂わす程度にとどめているあたりも
バランスが取れているんじゃないかと思いました。
もともと、あのぐらいの描写でもちょうどいいぐらいの縁でしたしね。

作画にも恵まれており、舘直樹さんや志田直俊さんといった腕利きが名を連ねています。
これに加えて演出も図抜けていたため、バトルだけ取り出してもかなりの見応えがありました。
予告の段階で「次はなんかすごそうだな」と密かに期待してたんですが、予想以上でしたね。

全体の構成を眺めた際にこの回が要るか、と言われればそうではないと思います。
紋章も話に全く絡んでこないし、全5クールなら今こんな番外編を挟むべきではありますまい。
ただ、このエピソードを抜いたら5クール目の評価が相当に下がりそうな予感はしますね。
それぐらいには良かったし、仮にまだあと2クールあるなら「まあいいんじゃない?」ですね。
本筋は進まなくとも、中身がある程度しっかりしてれば印象は稼げるという典型ではないかと。

脚本は十川さん。マッハモン回の人です。単発エピソードでの打率がやけに高い。
本筋を書きはじめるとムゲンドラモン回とかコサージュ回みたいになっちゃうんですけどね……
演出の宍戸望さんはダンデビモン回以来ですね。そういえばあの回も作画は良かった。
 
 
 
 
★キャラなど個別印象
 
 
・太一組

 立場としては「主役とヒロイン役の関係性遷移を見届ける通りすがり」みたいな扱いです。
 別作品からの客演、というのもイメージ的に近いかもしれません。
 メインどころからの出演ではあるけど、今回については脇役に徹してる感じ。
 リベリモンとの衝突で「オーガモンかも?」とはなりますが匂わせる程度ですし。

 ただ作画・演出に恵まれているのもあって、活躍としては印象に残るものが多いです。
 リベリモンとのバトルはどこから切り取っても良いレベルだし、中盤の対ボアモンでも
 太一がメガフレイムを放つタイミングを冷静に見極めるなどパートナーらしさを出してました。

 その一方、Bパートではほぼ何もしてません。
 上に書いた通り、あそこで彼らが割って入ったら水を差しかねなかったわけですけど。
 ただ太一の一言がリベリモンの心に残ってはおり、それが僅かでも奮起のキッカケになってるので
 そういう意味ではあの流れへの布石を作ったと言えますね。
 
 
 
・リベリモン

 昔の記憶がないまま、強い者との戦いのみを求めて流離う完全体のサイボーグ型デジモン。
 左腕がクラッシュシールド兼ミサイルランチャー、右腕がゴツい回転ノコギリになっており
 下半身は高速移動を可能とする車輪になっているという、戦い以外を捨て去ったような姿です。

 強いとみれば誰彼構わず戦いを挑む好戦的な性格で、メタルグレイモンとも一度やりあいました。
 その際互いに強いフラッシュバックをおぼえましたが、キュートモンの介入もあったとはいえ
 戦意を失って去るあたり、彼のほうがより強烈にデジャヴをおぼえたのかもしれません。
 あるいはメタルグレイモンの持っている記憶との類似性から、眠っていたメモリーが
 掘り起こされた可能性もあります。

 そんな一方、明らかに自分より弱い相手については脅して追い払うにとどめているようで、
 いわゆる弱い者イジメとは無縁の存在といえます。ブルーフレア向きかも。
 このためか一帯の荒くれデジモン達とは相性が悪いようで、かなり目の敵にされてる感じでした。
 懐柔を仕掛けても乗っかってくれるタイプじゃなさそうですしね。

 全体印象で書いた通り、記憶の交錯やセリフなどから「あのオーガモンだったのでは?」
 と匂わせが入っていたりします。というかほぼ確定みたいな流れ。
 「まさかね〜」という太一組のセリフが、むしろこれを助長している気がします。

 しかも設定だとこのデジモン「死に瀕したデジモンが周囲のパーツを取り込んで進化した姿」
 ということなので、その意味でも本作のオーガモンに合致している存在なんですね。
 まあそれほど執拗にこの点を推してはこないので、そこは安心なのですけど。

 Aパートでも目立ちまくってますが、Bパートでは完全に主役扱い。
 ボルトモンを相手に一度はダウンしますがキュートモンを守ろうと力を振り絞り、
 治してもらった左腕に全パワーを込めつつミサイルをあえてボルトモンの手にぶつけ
 斧をキャッチするタイミングを誤らせて大ダメージを与え、その勢いで一気に押し切るという
 大胆ながらも沈着冷静な戦いぶりで格上食いをやってのけました。
 ゲストキャラながら、本作屈指のベストバウトに挙げてもいいぐらいの戦いぶりでしたぞ。

 中の人はもちろん江川央生さん。
 無印の頃はイケイケの脳筋キャラ役が多かったのですが最近はクールな役柄も多く、
 リベリモンもその類の演技でしたが叫ぶときは叫んでます。
 むしろ、オーガモンの時よりよほど感情表現が豊かになってさえいますね。
 
 
 
・キュートモン

 今回のヒロイン(断言)。
 以前は洞穴の類に住んでいましたが、暮らしやすさを求めてこの界隈に移ってきたようです。
 が、運悪く数々の異変の影響で環境が激変、無法者どもが次々と流入してきたため
 力のない身ではただ狩られるのを待つばかりの立場に陥りかけてしまっていました。

 これを救ったのがリベリモンで、以後は彼を追うようになります。
 といっても最初はリベリモンも弱いキュートモンに目もくれなかっただけなのだろうし、
 キュートモンにとっては他に頼れそうな対象がいなかったから、というのも大きかったはず。
 邪険に振舞っていても害意で接してこないのはきっと、リベリモンだけだったでしょうから。

 でも、自分より遥かに強い相手にも無謀な戦いを挑むリベリモンを見て彼の身を案じるようになります。
 ボルトモンに敗れ動けなくなっていたリベリモンを助けたのは、その気持ちからのもの。
 キュートモン自身も負傷していて(戦いの余波に巻き込まれたのでしょう)しんどかったはずですが、
 それでも持ち前の傷を治す力を使い、リベリモンを治療したあたりに優しい性格が見て取れますね。

 この行動はリベリモンにとって大変インパクトのあるものだったようで、Bパートの回想では
 その時の光景を鮮明に覚えていることが示されています。
 あるいはそこに、自分とはまったく別の種類の「強さ」を見つけたのかもしれません。

 得意の「キズナオール」はかなり強力で、アグモンの傷をあっという間に治していました。
 たぶん、今までこうやって何度となくリベリモンの負傷を治してきたのでしょうね。
 リベリモンがここまで戦い抜いてこれたのには、キュートモンの存在が大きそうです。
 Bパートの決戦でも左腕を応急処置し、これがそのまま勝利の鍵になっています。

 性格は「クロスウォーズ」の頃よりも少年っぽい中性的なイメージ。
 あの当時は可愛らしさよりもあざとさや生意気さが前に立つ性格になってましたが
 本作ではそのへんが影をひそめたおかげでフツーに可愛らしい仕上がりになってました。
 この造形がヒロイン性に一役を買っています。

 中の人はもちろん桑島法子さん。
 クロスウォーズ版とは性格が異なるのもあり、やや低めの演技となっています。
 語尾に「キュ」が付かないのも今回については良い塩梅だったんじゃないかと。
 
 
 
・ギロモン

 一帯を集団で我が物顔に振舞っていた無法者たちです。こう見えてワクチン種。
 本来は重要データを守るガーディアンなのですが、見た目が悪役すぎるせいで
 一度として善玉扱いされたことがないという不遇なデジモンでもあります。

 完全体ですが一体一体の強さはそれほどでもなく、成熟期であるグレイモンでも
 ある程度は渡り合えるレベル。集団で弱そうな者を付け狙うのが常套手段なのでしょう。
 キュートモンを襲ったのもその一環であるといえます。

 以前にもそのキュートモンを捕まえて危害を加えようとしていたのですが、
 そこをリベリモンに襲われてさんざんに打ち負かされ、以来特に目の敵にしていた模様。
 中盤ではボアモンを嗾けていたし、ボルトモンの襲来もコイツらの差し金かもしれません。

 Bパート手前で逃げた一体がまだ生き残っているはずですが、その後の動向は不明。
 一団が壊滅的な打撃を受けた以上、表立っての具体行動は当分取れなそうですが。
 仮に誰かの力を借りようにも、一帯最強であろうボルトモンすら斃してしまった相手に
 この上戦いを挑もうとする者がどれだけいるのかどうか。

 ちなみに中の人は四人もおりますが、全員が青二プロの若手たちのようです。
 といっても電子音声アレンジが強く、誰が誰やらわかりません。
 
 
 
・ボアモン

 中盤でギロモンに嗾けられ、集団でリベリモンを襲っていたアーマー体デジモンたち。
 完全体であるリベリモンには分が悪いはずですが、右腕の回転ノコの不調に付け込み
 攻勢に出ることに成功しています。

 が、グレイモンの介入によって形勢は逆転。
 太一とのコンビネーションの前に次々と斃され、地力の差を見せつけられました。
 リベリモンも力技で右腕の不調を直し、ついでに一体をぶっ倒していますが
 それ以上は何もしてません。自分から戦いを挑むほどの強さを感じなかったのでしょう。

 まあ太一とグレイモンの戦いを客観視点で見たかったのかもしれませんが。 
 
 
 
・モブの皆さん

 主にキュートモンの回想で登場。
 パグモン、ゴブリモン、テッカモンのほか、遠目ですがタンクモンの姿も確認できます。
 パグモンに噛まれてるエレキモン(紫)は、もともとここに住んでいた者たちでしょうか?

 ただ、その多くはリベリモンによって壊滅させられた節が窺えます。
 テッカモンたちが出てこないところをみるとギロモンたちとの勢力争いに破れたか、
 やはりリベリモンによって全滅させられたのかもしれませんね。

 あと、キュートモンの家にはチョロモンが徘徊してました。
 ガーべモン回の時もそうですが、マウスモチーフだけにほぼネズミ同様の扱いですね。
 
 
 
・ボルトモン

 回想とBパートに登場するサイボーグ型究極体。おそらくこの一帯の頂点に立つ存在と思われます。
 かつてはリベリモンを秒殺した経緯があり、彼にとってはリベンジの対象です。
 その実力は、アグモンにアナライズ前から肌で感じ取らせるほど。

 Bパートでの対決では挑み掛かるボルトモンをトマホークシュタイナーで迎撃し、
 これが躱されて接近戦に持ち込まれると雷撃でその動きを封じ、左腕のワイヤーを解いて
 猛烈な勢いで回転させてのパンチにより、一撃でこれを昏倒せしめました。
 ワイヤーは腕を支えるためではなく、力を抑えるためだったという解釈です。
 さしずめボルトスクリューブローとでもいいましょうか。

 それから悠々とトドメを刺そうとしますが、キュートモンが立ちふさがります。
 もちろん止められるわけはなかったのですがその勇気ある行動と、結果として
 キュートモンにまで危機が及ぶに至り、リベリモンが奮起。再び立ち上がってきます。

 それでも優勢は揺るがぬと思われましたが、リベリモンが切り札のミサイルを発射。
 これが手のひらに命中し、一瞬視界を遮られたことで投げていたトマホークを掴み損ね
 胴体にコアらしきものが露出するほどの大ダメージを受けてしまいます。
 この斧は使い手のボルトモン自身でさえ、受け止める際には反動が大きいほどの代物。
 これをまともに受けては、いかに頑丈なボディでも無事では済まないというわけです。

 なんとか斧を叩き落として雷撃を放ちますが悉く躱され、クラッシュシールドによる
 急降下攻撃を受けます。咄嗟にスクリューブローで迎撃したものの弱体化は著しく、
 左腕全損のうえコアにクラッシュシールドの直撃を受け、ついに斃されました。
 究極体を打ち負かす完全体──ここに叛逆が成ったのです。

 実のところ素性は全くわからず、なぜ界隈をうろついていたのかも不明なのですが
 そのへんを歩いてるヤツがボスクラスに強い、というムゲン大陸の無茶苦茶な一面を
 ある意味体現してた存在かもしれません。ユニークモンスターってやつかも。

 中の人は松山鷹志さん…なんですが、ほぼ「ボル」しか喋らない上に音声加工がきつく、
 言われなきゃわかんないレベルでした。

 トマホークを引きずって歩くさまは、仮面ライダーキバ・ドッガフォームを思い出します。
 あっちは斧じゃなくてハンマーだけど。
 
 
 
 
★名(迷)セリフ
 
「理由など──無くていい」(リベリモン)
 
 メタルグレイモンを強豪と見て挑みかかりながら。
 「オレたちはただの通りすがりなんだ、戦う理由はないだろ!」
 という太一の訴えに応える形です。
 戦いに飢えた目と、剣呑に揺れる右腕が印象的。

 この場面は見所が多く、特にトライデントアームに飛び乗って肉薄する描写は
 このデジモンならではの挙動といえるでしょう。
 
 
「何度も言わせるな。オレに──付き纏うんじゃねえ」(リベリモン)

 駆け寄ってきたキュートモンを(ほぼ物理的に)突っ撥ねてのセリフ。
 塩対応ですが、これでも彼なりに言葉を選んでそうな間の取り方でした。
 
 
「ほっとけない、か……」(太一)

 リベリモンを案ずるキュートモンに。今「ほっとけない」って言いました!?
 このセリフ、一応クロスウォーズネタってことなんだろうな。
 入れ方が比較的さり気なく、分からなくても問題ないのは基本に忠実ですが。
 
 また、この後でリベリモン=オーガモンへの匂わせがひとつ重ねられてます。
 
 
「あの… いつもああやって戦ってるの?
 すごかった! 息ぴったりで!」(キュートモン)


 アグモンの傷を治した直後のセリフ。
 目を輝かせて絶賛しています。フツーにかわいい。
 
 
「そうかな……例えば、大切なものを守るためとか」
「アグモンもそうだし、仲間のみんなもだし…いろいろだよ。
 うまく言えないけどさ」(太一)


 戦う理由など無くていい、と言うリベリモンに。やり取りなど一部略。
 相手が相手なんで、言葉選びに苦慮している風が見て取れます。
 しかし、この言葉はちゃんとリベリモンに届いていました。
 
 
「あいつ…究極体だぞ!」(太一)

 アナライズにより、遅ればせながらボルトモンの世代を確認して。
 本作でも究極体はある程度出し惜しみされてるんで、一定のヤバさは担保されてます。
 
 
「答えろ……なぜお前は、オレを……
 なぜオレは、お前を、守った…?
 なぜ、この体は動いた……?」(リベリモン)


 人それを「ほっとけない現象」という(ナレーション:速水奨)。

 冗談はさておき、途中で問い方を変えてるのは照れ隠し、というよりも
 彼にはもう、目の前のこの小さなデジモンにとって自分がただの道連れではない、
 ということなどとっくに気づいていた話なのでしょう。

 それではなぜ、自分はそんなキュートモンを守ろうと咄嗟に動いたのか。
 守るために、自分でも想像できなかったほどの力が出たのか。
 回想通りなら、それは大切なものを守るため、ですが、大切なものとは何か。

 キュートモンが大切、というのもそうかもしれませんが、もっと読み取れそうに思います。
 ボルトモンに敗れ動くこともできなかった時、負傷の身を押して治療してくれた
 自分よりずっと力のないキュートモンのその姿に、彼は確かに「強さ」を見たのでしょう。
 それはきっと「力」によるものではない、リベリモンの知るものとは全く異質の強さ。

 その強さに、救われた恩義に報いようとする優しさという名の誇りに応えたい。
 応え抜いて、目の前のこの壁に抗い抜きたい。
 そう心から思った時、彼は限界を超えることができたのかもしれません。
 自分ではうまく言語化できないかもしれないから、こう言うしかなかったのかもしれませんが。
 
 
「おい。
 ──乗りたきゃ、乗れ」(リベリモン)


 キュートモンの同行を認めた際のセリフ。実に不器用な男です。
 
 
「…まっすぐだ」(リベリモン)

 どっちへ向かうのか聞かれて。
 9話において、オーガモンが別れ際に言っていた言葉と非常に近しいものです。
 このセリフが、太一とアグモンに既視感を強めさせることになるのですが……

 果たして再登場するのか、タイタモンに進化するのかは定かでないままです。
 ラストシーン、右のツノに触れるリベリモンの仕草が意味深。
 
 
 
 
★次回予告

 ジジモン&ババモンが登場。さらにバンチョーマメモンも登場と究極体祭りです。
 ロゼモンも映ってるんですが、なぜかタイトルには入っていません。
 …あれ? そー言えば、ババモンって確か……これってミスリード??